9月3日、2904グラムの女児を出産しました。
産後3週間経過 ニホンコンです。
今回は(いや、今回も?)イロイロありました出産で、いやほんと、
コレはひとりでも多くの方に「いやあ大変だったねアッハッハ」と言って
貰わないと浮かばれなかろう、と思い、ようやく自分でも笑い飛ばせる
時期になりましたので、こうして報告をさせて頂きます。
あんだけ助産院で出産することについて長々と語っておきながら何なのですが、
結論&今回のお産を一言で言い表すとするなれば
「長い長いお産のはなし〜助産院で出産『できなかった』ワタシ」
なのです。ショーゲキー!!(と自分で自分でつっこんでみる)
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【助産院で出産「できる」ということ】
いやほんど、助産院で出産というのは、本当に幾重もの振るいに掛けられて
残った「健康妊婦」が産める場所であって、少しでもリスクのある妊婦さんは
病院での出産になってしまうのです。
それは貧血の値だったり、検査の結果だったりと、妊娠初期〜生まれる直前
までに置かれる、いわば「ハードル」みたいなもので、相当高いものもあれば、
ラクに越せるものもあり。ニホンコン、今回は華麗なる跳躍で全ての項目を
クリアした「筈」だったのに、最後の最後に残っていたハードルに見事
蹴つまづいてしまいまして。
【ニホンコンのお産のはじまり】
ご覧になって頂いている方の中には殿方もいらっしゃるであろうゆえ、
今更陣痛だの破水だのと、オナゴの体のエトセトラを細かく話すつもりは
ありませんが、今回は「お産の兆候があるのに始まらない」という超がつく程
もどかしい時間を丸1日ほど過ごしました。
お産てものはある日突然やってくるもので、出産の10日前だってのに、
それは夜中にいきなりやってきました。ニホンコン、「さあ産むわよ!」と
ヤル気マンマン体勢。そこらにある甘いものなんかを景気付けと称し
手当たり次第に口に放り込み、タクシーを呼び家族総出で助産院に入院!
・・・をしたのですが、一向にお産が始まる気配がナイ。
助産婦さんもやや困った顔で「階段昇り降りでもしてみます?」と言ってくれるが、
その表情から、全然ニホンコンの体内で変化が起こっていないことが読みとれる。
「ホラ、お花が開くイメージとかしながら寝てみて下さい」と助産婦さんは
アドバイスをしてくれるが、「そんなもんでお産が始まるなら苦労しないワイ!」
ととっさに思ってしまうニホンコンみたいな疑い深い人間には、全くこういう
自己暗示が効かない、というかイメージの女神に真っ先に見放される輩である。
【タイムリミットは24時間】
ここからが時間との戦い。最後に残されたハードルは
「出産の兆候から24時間以内にお産が始まらない場合は病院でのお産」
これを越えるか越えないかでお産場所もお産のスタイルも大きく
変わってしまうため、是が非でもなんとかせにゃならん。要はお腹がドンドン
痛くなっていくことなのだけど、こればかりは待つより他はなく、
でもそんなものはやってくる気配すらなく・・。
ドラマや映画では時限爆弾とか付けられるなどの時間制限があっても
残り数秒のところで切り抜けられたり、危機一髪みたいな展開で
結果ハッピーエンドで終わるのが常。
なのだけど、オイオイ、こりゃ自分自身に起こっている現実話であって、
五分五分かそれ以上の確率でハッピーエンドにならない結末が待ってると思うと、
ホント気が重く、どんよりしながら朝を迎えたのでありました。
この話は 長くなりそなのでまた次回にでも。
9月24日 日本/香港
追記:4年ぶりの新生児のお世話。楽しいです。