ニーハオ、ニホンコンです。
時折あったかくて過ごしやすい日があるのが結構嬉しかったり。
さて、仕事も納め気味で相当緩やかなペースになってきたので
いつもは保育園に通うジュニアを連れ出し、都会の大海原へ大航海してきました。
向かったのは池袋。少し外れにある素敵な館(ヤカタ)見学に行ってきました。
元女子校というこの洋館チックな建物はなんでも帝国ホテルを作ったアメリカ人
が共同建築に携わったとか何とか。建築に疎い、というか知識のかけらもない
ニホンコンにとっては行って始めて「へえー」、と頷くくらいの初心者。
なんでまた縁もゆかりも無いタテモノ見学に来たのかと言うと、
少し前に訪れた箱根で、かの有名な「富士屋ホテル」でお茶したことに
いたく感激をし、こういうクラッシック(オッサン風に言うとこうなる)な
雰囲気は意味もなく浮かれるワイ、と早速行動に出たという訳だ。

(入り口の扉からなんだか異国)

(体育館?誰もいないのをいいことにジュニアとくるっと回ってみる/えせプリマ)

(渡り廊下)
普段やらなきゃいけないことを先伸ばし先伸ばしにするくせに、
遊ぶことに関するちょいと興味のアンテナが立った時には、相当な瞬発力で
動き、よくアルジに呆れられている。1つだけ言い訳ができるならば、
ここは以前よりちょいと日本離れした雰囲気で気にはなっていたものの、
馴染みの薄い土地に出掛けるのが億劫で実現しなかったのだ。

(食堂)
ジュニア座っておりますが、かつての女子校らしからぬ小僧っぽい風貌で
母自身の皆無に近い乙女センスを日々嘆いています。

(ホール)

(オイオイ、椅子の上に立つんじゃないよ)
丁度平日の昼間ということもあり、独特のゆるさとぽかぽか陽気が相まって
相当心地の良い時間でした。ニホンコンの中で建物の素晴らしさはもとより、
大変ながらも2人で遠足気分で出掛けられたことに満足。
子育てライフは徒歩圏内の行動範囲で充分すぎるくらい充分ではあるけれど
こうしてえいやっと電車に飛び乗り、不慣れな駅で降りてみたり、迷いそうに
なりながらウロウロするのは、それはそれで旅気分だったり。
とか綺麗な感想でまとめられればハッピーなのだが、
子連れお出かけの現実は以下の通り。
入館後すぐに「ねえねえー帰ろうよー」とつまらないモード全開にされ
一旦出ては外の駐車場で絵書いたりおにぎり食べたりしてまたそーっと入ったり。
外の駐車場が面倒なので、芝生の隅っこで絵書いてたらそこは立ち入り禁止とかで。
最後は見かねた係員さんが「喫茶室で喫茶しなくて結構ですから座ってください」
と。
で、喫茶することなく(素敵なカップ&ソーサがガッシャーン!のほうが怖い)
ジュニアはどこで覚えたんだかアンパンマンをリクエストし、
母はうろ覚えの丸きゃいいだろ程度のアンパンマンを死ぬ程ノートに
書きなぐり、美しいこの建物でナニ家ん中と同じことやってんだ私?
と何度も思うのでありました。
12月18日 日本/香港