-nihongkong-


2011年 01月 28日 ( 1 )



【中国の子育て事情〜ヤンさん家の場合〜】

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(お天道様まぶしく散歩中)

ニーハオ、ニホンコンです。
先日、北京にすむ中国人友人、ヤンさんと電話で話す。
今は旦那さんと娘に加え、彼女のお父さんお母さんも
一緒に住んでいるとか。

「だって、昼間旦那さんが居なくて大変だから」という彼女の家は
子供ひとりに対して大人が4人居る計算。

大人ひとりで子供ふたりの面倒を「見まくっている」ニホンコン。
「ねえ、大人ひとりくれない?くれたとしてもまだ子供1:大人3だよ」
とお願いしてみる。

中国の一人っ子政策と、その教育について、2年前の北京滞在時に
友人のお母さんに聞いてみた。

中国では一人っ子政策ゆえ、その「ひとつぶだね」に託す情熱と教育っ
ぷりはハンパない。なにせ15億とも16億とも言われる人口ゆえ、
いつまでたっても競争。しかもその倍率のケタが違う。
しかもその競争のスタートラインに立つまでにそこそこの学歴がなければ
話にならないような状況で、親の期待も子供のストレスも尋常では
ない模様。

また、その期待や愛情の注ぐ方向を違えてしまうと、相当なワガママ
坊ちゃま&嬢ちゃまが大量に出来上がるという「小皇帝」現象も、立派な
社会問題のひとつとか。

話戻り。
ヤンさんは「小皇帝」なんてどこぞの話やら、という
くらい謙虚で。お母さんに聞くと、頂き物はまずおじいちゃんにあげ、
次におばあちゃん、お父さんとお母さんで、残ったものを自分が頂く、
という躾だったとか。「そうじゃないと何でも独り占めしてしまう
意地の汚い大人になるからね」というお母さんにまず拍手。

そして、「必要なものだったら何でも買ってあげるけれど、そうでない
ものは一切買わない」という主義を貫いたそうな。子供時代の友人は
その方針が理解できる前まで、鉛筆一本「買って」と言えなかったとか。

また、学習面においては、相当厳しく管理していたようで、事実、
友人は北京の有名大学をきちんと卒業して立派な仕事に就いている。

そんなお母さんが自分の子育てを振り返っての一言が意外で。

「生活面、学習面でかなり厳しくしつけた自分をずっと責め続けていてね、
娘が嫁いで遠くに行ってから、あるとき電話で泣きながら『あの時の態度を
許して欲しい』と謝ったのよ」と。

それは「娘のためを思って」という親心をさっぴいても余りある厳しさ
だったんだろうと察しがつくのと、成人してからずいぶん後にようやく
謝れたという、長い年月をかけたお母さんの心情は計り知れない。

もちろん「そこまでしなくても子は育つ」という考え方もあるし、
今ではそこまで管理することのほうが過保護と見られる風潮でもある。
でも、中国のその頃は日本も昭和。カミナリ親父もいればいじわるばあさんも
いて、「カツオーッ!!」とつっかけで追い回すサザエさんの姿もあった
わけで、今よりも他者へかける愛情と世話の焼き方が違うんだろうと思う。

そして、娘であるヤンさんからはこうかえってきたそうな。
「自分が道を間違えず、立派に成人できたのはお母さんの躾があったからこそ
だから、どうか謝らないで欲しい」と。

凄い。厳しさも含めニホンコンがこれをできるかといったら即答できない。
ぶれない立派なお母さんと、その娘のヤンさんを誇りに思うニホンコンでした。

話変わり、ニホンコン母の子育て。
我が母が自分の子育てを振り返って「お姉ちゃんのピアノの稽古の時は
鬼だったといつも自己嫌悪だった」という。

あの〜、大変申し訳ありませんが、妹である私のピアノの稽古でも
十分鬼だったことを忘れてはいませんか?

そして、非常〜に申し訳ありませんが、ニホンコン、その鬼の特訓を
受けたにもかかわらず、これっぽっちも芽がでませんでした。(笑/笑うなって?)


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1月28日 日本/香港


追記:昨日7年ぶり?くらいに偶然な再会があり。
弱腰の男性陣をしかりとばし、ちゃっちゃと仕事をこなすその再会の主は
毎年職人技のような手作り年賀状を届けてくれ、(12年に一度個展が開けるワヨ)
お酒もめっぽう強く。「大胆と緻密」を持ち合わせる、とても魅力的な女性。
いやー、よかった!いつの日か乾杯しましょうぞ!
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by nihongkong | 2011-01-28 16:17 | 中華世界 | Trackback | Comments(0)

    

浜松→大阪→北京→香港→東京→湘南 03年からゆるやかに続けているブログ。中華や湘南ライフや子育てや。mail:kaorischina@gmail.com
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