ニーハオ、ニホンコンです。
今週末からまた少し体調を崩し、熱から始まった体調不良が、
消えては別の場所にぼっ発し、現在、何と「耳イタ」にきている。
幸いにして、内科や歯医者、その他かかりつけ医の殆どは家の近所。
腕と相性のよい(というかお喋り好きな)センセイがおり、受付の
お姉さんにいつも「おじゃまします」といっては、「センセイ助けて!
私タイヘンなんです!」と大げさに振る舞っている。(センセイ曰く、
やたらちょこちょこ来る人は絶対長生きするんだよね、と)
だが、すぐ扁桃腺をやられるニホンコンが最も駆け込みたいのが
「耳鼻咽頭科」なのですが、家の近所でコレ!というところがなかなか
見つからない。気分の浮き沈みの激しい気難しそうな先生か、
いつ行っても「2時間後にまた来て下さい」と言われる先生か。
だいたいは前者。先生の「浮き」を願って一か八かの勝負で行く。
確率としては五分五分。最近立て続けに「吉」と出ていて、それは
それは耳に関するアレコレを教えてくれ、「なんだいい先生じゃん」と
気分よく終わるのだが、そろそろサイコロとしては「凶」が出そうな
予感がしてならん。
そして、耳鼻科に限っては少し遠いのだが、
ニホンコンにはひとり救世主がいる。
それはニホンコンの住んでいる駅から7つも向こうのところに位置する、
「ドクターマカセナ」と呼んでいる耳鼻科。
苗字の漢字が難しすぎて読めなかったのがはじまりなのと、
その目力の強さが「ワタシニ マカセナサイッ!」と言っているようなのが
こう呼びはじめた由来なのだが。
そして今どき珍しい「銀色の丸いやつで真ん中に穴が空いているの」
(ワカリマス?)を頭につけていて、最初にそれで耳を見るのが、昔ながらで
気に入っている。
とにかくこの先生、腕がよい。
治療はかなりイタイし、ノドにはオエっとなるような液体を塗られるのだけど、
それだけで相当回復。その後薬を処方してもらうのだけど、薬を飲まずとも
先生のアレコレする治療だけで回復したことも1度や2度ではない。
そして、何よりも「1回で済む」。よほどのことがない限り、1回行けば
元気になれるという、ニホンコンにとってはまさに「駆け込み寺」なのです。
かなり経験豊富なおじいさん先生であろう、一切の口答えは許されず、
あまり軽々しく質問などできるような空気ではないのですが、信頼して
身を(いや耳を)ゆだねられる、素晴らしい先生です。
毎回行く度、センセイが耳を覗きながら太くて低い声で聞いてきます:
「仕事?遊び?どっち?」と。「両方」と答えたり「後ろのほうがやや比重が
重い両方です」だったりと色々なのだけど、原因は毎度同じで反省している。
診察時間も短く、いつも混んでいるのですが、待合室にある宇宙飛行士の
向井さんがセンセイに向けたメッセージ入りの写真が飾られているのが、
「やっぱ宇宙に行っちゃう人のお耳まで診る先生なんだ、空の上でさえちょっと
耳ヘンになるのに、宇宙だよ宇宙」と、毎回見る度にマカセナを尊敬している。
今週末は3連休。明日はどちらかに行かねばならないが悩んでいる。
行きやすい近所の先生の陰か陽かに勝負をかけて行ってみるか、
7つ向こうの駅(しかも地下鉄で潜ったり上がったりとかなり大変)の
マカセナに行くか、こう書き終わろうとしている今でも、まだ結論出ず。
明日起きた時の天気と耳の具合と、気分で決めるとす。
9月11日 坂下日本/香港
「少し前ですが、東京で暮らして始めてお茶の水という駅で下車、近くて遠いは
東京の下車したことない駅です」