(うちの車じゃあないけど、ミニクーパー。しっかし新しいやつは実質ミニじゃなく
デカだよ!)
ニーハオ、ニホンコンです。
ぐいぐい運転しておりますが、何か?
15年のペーパードライバーを返上し、ヨレヨレでスタートした
運転ライフ。
少し前まで「アクセルとブレーキ、どっちが右だっけ?」と、
質問していたくらいとんちんかんだった運転。サイドブレーキ
なんて言うのはもう視界に入ってなかったくらいの盲目っぷり。
しかも右折が大っ嫌い。あの車と車の間に滑り込むのが恐ろしくて、
できることなら一生左折だけで暮らしたいと本気で思ったものだ。
ただ、家にある車をただの鉄のオブジェとして鑑賞するには
あまりにも何だったのと、暑くなりかけてきた5月に、思い切って
ひとりで乗ってみた。
当初、「1ブロック先のドラッグストアまで毎日行く練習を」
と言われていたのだけれど、のっけから隣の茅ヶ崎まで足を伸ばす。
前と後ろに初心者マークを付け、できることであれば左右の
ドアにも貼付けたい衝動を押さえながら、ゆーっくりとスタート。
初心者マークのせいか、自分の運転がひどすぎるのか、道ゆく
車が譲ってくれること、くれること。
「こっち(辻堂)の人は優しいなー」と喜んでいるニホンコンに
「(ひどい運転に)巻き込まれたくないだけだよ」と鼻で笑う母の
コメントは、この際右から左に聞き流すとして、しばし親切ドライバーの
ご好意に甘えまくると致します。
こないだ困ったのは、給油。
初めて入ったガソリンスタンドがセルフということに気づく。
しかもあのガソリン入れる場所をどうやって「パカッ」と開けたら
いいのか分からず、給油口に停めてからようやく取り扱い説明書を
読み出す始末。
ようやく「パカッ」のレバーが分かったものの、今度はシステムも
入れ方もさっぱり分からず。さすがに店員さんに泣きつき
「サッパリワカリマセン」と降参。
あれから1ヶ月。何ごともなかったかのように、ちょくちょく車に
乗っている現在。あれほどコワイ、コワイと逃げ腰だった十数年は
何だったんだろうか、と思うくらい。
ただ、車庫入れはまだまだ下手っぴで、こないだも家の駐車スペースに
入れようと手こずっていたところ、通りがかりの齢80過ぎであろう
おばあさんに「最初は大変ね〜、もうすこし右に切って、それから左に・・」
と教えを頂いた時には、己のドライビングセンスの酷さを嘆いたものです。
自転車、水泳、一人旅、なんでもそうかもしれないけど、久々に
ひとりで巣立つ、あの瞬間のドキドキと達成感と開放感を一気に
味わった気がしました。
ただ、運転は楽しいぞー!と言われまくっていたのだが、実際運転してみると、
そうでもなく。
「うーん、これはもっとクラシックでハッとするような色の車に乗って
サングラス掛けて少し焼けた髪の毛をなびかせながら走ればそうかも・・」
と、かつて観た映画の残像なのか、果てまた遠い遠い理想なのか、
田舎者根性丸出しの「とりあえず格好から」野郎になっております。
でも、今のニホンコンには、細い道でもするっと通れ、燃費もよく、
多少ゴツンとなってもまあいっかと思える今の軽自動車が、
一番しっくりくるのかもしれない。
7月6日 日本/香港
追記:こないだ同乗者に笑われた「10時10分だ〜!」のハンドル。
いやいや笑うとこじゃないでしょ。
これ以外のハンドルの握り方が分からない。