(桑の葉、苦みがあって「そこらの葉っぱ」感あふれるけれど栄養満点)
ニーハオ、ニホンコンです。
ただいま、二十四節気でいう「芒種」(はじめて知った!)。
3ヶ月ぶりの料理教室。
忙しくて時間が取れなかった4、5月。
ややだるく、重たい体を引きずりながらも「ヤバいなー」と
こわごわ向かう。
先生、じーっとニホンコンの目を見る。
二:「いや、自分でも分かってるんです、疲れてるって!」
先:「お見通しです。入って来た時からそんな気を発してました」、と
やっぱりバレたか。
まるで仙人の如し。
今時期はじめじめすることが多いものの、汗をかかないので解毒が
できず、モヤモヤしたり疲れがたまったりしやすいそう。
クエン酸(要はすっぱいもの)や殺菌作用のできる大葉やワサビなどを
沢山とるとよいとのこと。
今回はまさに自分やアルジの最近の様子と重なるところもあり、
沢山フムフムいいながら話を聞いていた。
中国ではその昔、西洋医学のお医者さんよりも東洋医学のお医者さんの
ほうが権威があったようで、その中でも最も尊敬されるのは「養生医」
という病気を防ぐ医者、だったよう。となると此処はニホンコンに
とっての「養生場所」みたいなものかと。
ここのご飯は少し凝ったものもあれば、かなりシンプルで完成度の
高いものも多く、日々の食卓にもちょこまか登る。今回は紫蘇、梅干し、
酢などを沢山使った、まさに「疲れとりましょう飯」だった。
食べてる矢先から元気になっている「気」がするのは、本当に効いている
のか、果てまた美味しいものを食べると出る幸せ脳波がなせるのか・・。
いずれにしてもぐんぐん満ち足りてくるのが分かる。
(こういう人が暗示に引っ掛かりやすいのだと、我ながら注意)
先生がよく口にする「食を祖末にすることは、命を祖末にすることです」は
ニホンコンには本当にずーんと重く響く。どんなに忙しくても手抜きせず、
子どもたちにはちゃんと食べさせること、そして後回しになりがちな自分の
体をケアすべく、きちんと食べなさい、という意味。
確かに、ヘトヘトになって子どもたちをお迎えに行き、何もない状態から
ご飯を作るのは超がつくほど憂鬱。それでも、大量の野菜とお肉などの
タンパク質と教わった「今必要な素材」を取ると、不思議と翌朝、体の中に
エネルギーは満ち満ちていたりする。
そしてこんなのを書いている現在も、明日の朝ご飯が楽しみでならない。
あれつくってこれつくって果物沢山食べて、と朝から盛りだくさんの予定。
毎月取り憑かれたように料理をしまくるニホンコンだが、家族の態度は冷ややか。
全く自覚はしていないけれど、のめり込みやすく、沸騰しやすいが、どうにも
「冷めにくいだけ」が備わらないらしい。
6月16日 日本/香港