ニーハオ、ニホンコンです。
まず最初に告知から。
現在発売中のESSE11月号にニホンコンの「もじもじごほん」が掲載されました。
今や話題の「断捨離」などの特集もありますので、要チェック下され。
(あ、ちなみにニホンコンは219ページにおります)
コーナーは「子供が夢中になる絵本」とありまして、ニホンコンの
「もじもじごほん」は、なんだか「仲間はずれのまちがいさがし」
みたいな気分。という訳で今回は我が家の一冊を紹介。
「〜カロリーヌのせかいのたび〜」
第一子を出産する前に、「してみたい子育て」をイメージしていたニホンコン。
とかいっても今日の明日でキレイなお母さんにも手作りが上手なお母さんにも
なれっこないので、所詮「自分が育った環境」が手本になる他はナイことに気づく。
で、これだけは手に入れたいと思っていた絵本がコレ。
「カロリーヌのせかいのたび」
小学館から出ているフランスの作家「ピエール・プロプスト」の
「カロリーヌシリーズ(全4冊)」のうちの人気な1冊。
これはニホンコンが幼少時期、楽しくて何度も何度も読んだ本。
これを見て「せかい」って色んなものを食べて、色んな人がいて、いろんな
いろんながあるんだな、と随分思いをめぐらせたものです。後に
「世界好き」になった原点ともいえる一冊です。
後に知人で世界一周旅行の旅に出た人が居るのですが、その人も
同じくこのカロリーヌが原点になったといい、お気に入りのページなどで
盛り上がったりしました。
(オランダの旅、木靴に自転車。それぞれの動物たちに毎ページごとに
ドラマがあり、見る度に発見がある細かな描写)
(インドの旅。トラに追いかけられたカロリーヌたちが考えた秘策)
しかし、これが絶版中の絶版で、超がつく程入手困難。
現在ではオークションでしか目にすることができない上に、
特にこの「せかいのたび」はほっとんど出てこない。
出たと思ったら「ン万」の値段までつり上がる程の熱狂ぶりで、競り落とすにも
落とせない状況が続く。
毎回予算オーバーすぎて地団駄を踏んでいるところに、アルジの一言。
「思い切って買わないと、そのうち市場から消えるって」
そう、「高値でも買いたい人=どーしても欲しい人」の取引が成立したら
多分よほどの理由がない限り放出はしないだろう、と。
そう思って、大きなお腹で夜中競ること競ること。「金にモノを言わす」
ような競り合戦は全く不慣れなのだけど、これだけは後世に伝えるワヨ!
と妙な使命感にすり替えて見事落札。
あれから4年が経ち、上の娘ももう4歳。
最初の頃は汚されるのが怖くてしまいっぱなしになっていたけれど、
そろそろ解禁してもよかろうと、たまーに出しては読み聞かせている。
いつの時代になっても良い本はやっぱり魅力があるのか、娘にも大好評。
最近は毎晩のように読んで読んでとせがまれているのだけど、
悩みがひとつ。
貴重品すぎて、触らせられない。
「あー、大丈夫大丈夫!ママがページめくるから!!」と言っては
指一本触れさせず、読んだ後は丁寧にクロゼットの高いところにしまっている。
娘が1人で読める日と、ニホンコンが娘に自由に触らせられる日と
どちらが早く来るのかは、今は全くワカラナイ。
それよりもショッキングだったのは、ニホンコン姉が別シリーズを
頂いたらしいのだが、値段が「古本屋で数十円だった」とか(涙)。
かたや入手に至るまで聖徳太子(古)、いや福沢諭吉までひっぱりだした
というのにこの差は何?!
読みたい方、どうぞ家に来て下されば、「読み聞かせ」致します。
10月25日 日本/香港
(ニホンコンと世界一周娘が大好きなページ、北極の旅。ナイフで食べているのは
クジラの肉。左の女の子は、お礼に貰った石けんを食べてしまっております)