ニーハオ、ニホンコンです。
変な天気が続きます。
さて、もう桜もちらほら咲き始めてきましたが、今年の東京の冬はめっぽう長く、
そして長かった。東京で過ごす週末はやんわり冬眠状態に入り、晴れても
ベランダ、なるべく家遊びに徹しておりました。
段ボールの家から早くも半年以上が経ち、時折周囲から言われる
「段ボールの家は・・」でようやく思い出す程度。折り畳んだが最後、
娘はその存在に気づいているのだろうか。
今年の冬で面白かったのは、何といっても「お面作り」。
娘が好きな絵本のキャラクターをお面にしようという試み。
今回は大好きな「だるまちゃんとてんぐちゃん」を作ろうということになりました。
「だるまちゃんとてんぐちゃん」はかこさとしさん作のシリーズ絵本。
ニホンコンも小さい頃、このシリーズ本以外にも沢山持っていて、作者のその
細かなところまできちんと描くさまを毎回違った楽しみ方で読んでいたものです。
こういう細やかな手作業は我が家ではアルジに任すとして、ニホンコンはコーヒーを
飲みながら傍らで見守る。アルジ、のっけからボールペンで輪郭取りをするなど、
「オイオイ下書きは鉛筆だろうに!」と心配するニホンコンを横目に慣れた手つきで
作業を進める。
3歳にもなると集中力も出て来て、結構必死に絵具作業に没頭する。
「ああ、はみだしてるよ」とか「筆バサバサにしなさんな」とかとか言いたいことは
色々あるけれど、別にコンクールに出すワケでもあるまいし、天才画伯にさせたい
ワケでもなく、ここは好きにやらせるとする。
完成したお面は、絵本から飛び出してきたかの如く、かなり完成度高いお面に
仕上がり、本人アルジともに大満足。この日はだるまちゃんとてんぐちゃんが
終日家の中をウロウロしたり、遊んだりしていました。
我が家は「ドコドコに行って何かをする/見る」という、子供が喜ぶような場所に
行くことが、公園くらいで普段はありません。勿論行ってもよいのですが、
「十分アイデアをひねればどこぞに行かずとも楽しく遊べる」と思ってしまい、
いずれ大きくなって行きたい場所を明確に表現できるまで、しばらくはこんな
パターンでよいのでは、と思っております。
ただ、こういう図画工作モノは、大人が楽しくなってしまいのめりこむ傾向にあり、
子供よりもムキにならず、あくまで子供目線で楽しもうと己に言い聞かせることが
大事だったりもします。
3月24日 日本/香港
娘が最初に書いた「絵らしい絵」。
いやー、真似できん。