ニーハオ、ニホンコンです。
先日、娘が通う保育園の先生より、こんなことを言われました。
お昼のハム&チーズサンドをおかわりしたいと言う娘に、もう残りがなく、
「おうちでママに作ってもらおうね」と先生が言ったところ、娘はこのように
言ったそうな。
「パパにつくってもらう。」と。
ガガーン!と打ちひしがれる母、ではなく「ラッキー私食べる係」
とあっさり台所における主の座を明け渡す。
そう、パパご飯は 美味しい。
週末に台所に立つパパことアルジは、別に今をときめくお洒落な
ご飯を作るワケでも、凝った料理を作るワケでも、うなるほど沢山
レパートリーがあるワケでもないのだけれど、なぜだか美味しい。
そして、赤だの黄色だの青だのを使いながら作るご飯は、
間違いなく娘のハートを射抜いているようだ。
おそらく娘は先日のこのサンドイッチを覚えていたようで。
そこらの食パンとそこらの野菜とお肉をチャチャチャと炒めて作ったようで、
近年のブログブームにおける「こんなの作りました」にしてはビジュアルが
昭和すぎるのだけれど、いいんです。(家族で食べるだけなので)
作業中をちらりと見ると、どうやら塩コショー以外にもニンニクやらショウガ、
そしてスパイス棚から忘却の彼方にあったなんちゃらパウダーなどを
沢山引っ張りだし、色々使っていたっけ。
こういうマメさが自分にないことが、アルジとの決定的な味の違いなんだと
思ったものの、自分は食べるサイドを楽しめばええじゃないか、と一瞬で
開き直る。
娘はバクバク食べるし、ニホンコンも「美味しいよ、美味しいよ!なんだか
『チンジャオロースー』みたいな味がして美味しいよ!」と本音を述べたところ、
「褒められてんのかそうじゃないのか分かりづらい」とサンドイッチマン不満げ。
(よく聞くと使ったコショーが台湾みやげの中華胡椒だったことが判明し、
青椒肉絲はあながち外れてなかったなと思う)
「男子厨房に入る」はスイッチが入ると細かな作業工程を惜しまず、
完成度の高い作品を仕上げるもんだとひとしきり感動。
アルジ曰く「プラモデルの感覚に近い」とか。ただ、そのキーワードが
出ると必ずガンダムの話題になるので、そこはふーんと生返事を
しながら「おいしいなあおいしいなあ」と味に集中。
週末の昼ご飯というと、既に殿堂入りしている「チャーハン」があるが、
奪い合いをしすぎて最近は「最初からニホンコン皿が一番大盛り」状態。
サンドイッチについては次回は是非大盛り(?)をオーダーしよう
と心に決めている。
11月6日 日本/香港