-nihongkong-


新たなチャレンジ!

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ニーハオ、ニホンコンです。

10月からちょっと生活が新しくなります。
とある専門学校の非常勤講師として、
教壇に立つことになりました。

「ビジネス」というフィールドばかりで
仕事をしてきたのですが、いつか「教育」という
場所に行けたらなーと思っていたのが、今回
実を結んだというか。芽が出たというか。

しかーし!
喜ぶのはまだ早い。100年早い。
受け持つ授業は2つ。

「通訳」と「字幕翻訳」
しかも、生徒さんは「日本語を話せる中国人」

ちょちょちょ、ちょっと待って・・
書いている今も、胃がちょい痛くなるような。
なんでか。

「ハイレベルすぎだろう」
生徒さんは中国語のネイティブ、そして日本語も
日本語検定1級なんていう、日本人でも難しすぎて
受からない試験をクリアしていて、「日本語
上手ですね」なんて言おうもんなら「全然です」
みたいな、今どきの返しまでできちゃうような
方たちだろう。

そんな方たちが更に高みを目指して学ぶところに、
私みたいな「勢いだけのドサンコ馬」みたいな
のが行っていいもんだろうか。

ちなみに、ニホンコンの履歴書上、通訳も
字幕も「やったことなくはない」けど
「すごくはない」ㇾベル。なんとかこうとか
切り抜けられた、程度というか。

ううむ。ガッコウの先生。
やってみたいけど怖い。これが正直なところ。
ただ、ここ10年ほど、日本人に中国語を教える
仕事をしていて、近年はインバウンド対策で
いろんなところで接客中国語を教えており、
自分の中でも「新しいことしたいなー」欲が
ムクムクと沸いていたのも確か。

これ、多分性分なんです。
「わわわ、どうしよう!」と言いながら早く
スムーズに仕事や生活が回ることを目標と
しながら暮らしているのに、ひとたび慣れてきて
穏やかな毎日が訪れたと思ったら、それはそれで
「退屈してしまう」という。

んで、私生活も仕事も、劇的な変化もあれば
ちょっとずつちょっとずつなマイナー変化を
起こしていたりするんですよね。

話戻り。
その学校のセンセ話は、当たってくだけたら
それでいいやと思い、スルスルと話が進むまま
身を任せていた。

で、「来週模擬授業をお願いします」なんつー
話が来た時にはほんと凍り付く。そして当日、
あの数十分でかいた脇汗のべったりさは、
もうここ数十年で一番だろう。

でも、なぜだろう、なぜだろう。
世の中には七不思議みたいなものが存在していて
その一つが「ニホンコンみたいな人がこういう
場所に立つ」ことだと今回思った。

晴れて、2科目も受け持つことになりました。

ハイ、話はこれで終わりじゃなくて、むしろ
10月から開始なのだ。こっから半年は自分も
猛勉強して、とにもかくにも、新しい世界を
開拓していかねばならず。

ただ、ふと思うのだ。

中国語がうまい人は、ニホンコンよりもうんと
沢山居る。でも、なぜニホンコンか。

おそらく、ここ10年で立ち続けた数多の授業で
塵レベルから積み上げてきた度胸とか、空気を
回すとか、そんなところを見てくれたのではないかと。

最初はおそるおそる始めた中国語講師の仕事も、
ここ近年は「盛り上がっていこーぜ」と、
祭りみたいな授業になっていたり。その時間
受け手側は勿論ヘトヘトになるのですが、
「あれ、気づいたら結構できてた、いいじゃん」
みたいな流れになれるようにしている。

北京で学生をしていた時に、クラスの底辺層を
さまよっていた自分がゆえに、「やりたくない病」
や「意欲なさすぎるオバケ」の存在もよく分かる。
意欲があるのなんて、最初の3回までだ。

そこから楽しく続けられるかどーかは、本人の
性格なんかっつーより、そこはもう講師の力量
だと思っている。

だから楽しくすること、好きになれること。
これだけを目標に、どんより顔で来た人も、
帰りは「なんかスッキリした」みたいな顔で
帰って欲しい。

(隣の芝は青い、じゃないけど、こういう時
ヨガ講師とか、お料理教室とかってうらやましい)

数十人というクラスをぐいぐいあおって巻き込んで
1時間半や2時間などの授業を展開していくのは
結構大変。毎回10分前まで構成を考えるくらい。
どこで盛り上がるか、どこで笑うか、みたいな。
あれ、私なに屋さんだっけ?状態。

でも、それゆえに楽しんでもらえることも増え、
ご指名がかかったり、楽しい授業にして欲しいと
リクエストがあらば、必ず声がかかるようになった。

だから新しく始まる2つのクラスも、これを目指して
いつも通りやっていこうと思う。ただ「楽しかった」
で終わっていい訳がない。ちゃんと「学んだ感」が
出るものにするには、「なるほど~」ネタを毎回
たっぷり仕入れなければならないのだ。ここが
お勉強なのだ。

あと2週間で始まるクラス。こうやって書きながら
頭の整理をしているのだ。まだまだ詰めは甘く、
どこで何伝えてどこで盛り上げてどこでヘトヘト
にさせるか。じーっくりと考えたいと思います。

9月22日 日本/香港

追記:足掛け10年になろうとするホテルの中国語
研修は、形がどんどん変わろうと、テキストが
出来上がってなかろうと、もう目をつぶれば何を
どうしたらいいか分かるくらいになりました。
早くこのくらいになりたいものです。でもなったら
なったで、また次に飛んで行ってしまいそうだ。


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# by nihongkong | 2017-09-22 15:52 | 中華世界 | Trackback | Comments(2)

    

香港在住時代の近況報告新聞「坂下香港」の日本版。03年から週1で綴ってもうすぐ10年。中華&子育て近況報告です。mail:kaorischina@gmail.com
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