-nihongkong-


うんどうかい

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(父と3号)

ニーハオ、ニホンコンです。
10月、運動会シーズンです。
昨今では5月に運動会を行う小学校も出てきたりする
のですが、「運動会といえばスポーツの秋だろ!」と
10月運動会を一押ししております。

さて、10月は運動会ラッシュでした。
小学校の運動会、地区の運動会、保育園の運動会。
もう、どんだけ日焼けしたことか。

小学校の運動会、今年は1号2号が在籍しているため、
割と見どころも多く、楽しい。

しかも、なんと2号は「児童代表」で何やら
朝礼台の上に立つと聞く。

よくよく聞くと、1年生は毎年1クラス1人代表が
出て、運動会で頑張りたいことを発表するんだとか。

へえ、そういう役はしっかり者が選ばれるんじゃ
なかろうか?まして2号はそんな柄でもないのに、
と思っていたら、本人

「じゃんけんで勝った」

んだと。ほんと、2号みたいな引きの強い人って
のは居るものだ。

今年5月に家族5人が泊りがけでディズニーランドに
行けるくらいの旅行券を当てたと思ったら、今度は
じゃんけん勝って児童代表かい!と。

こういう人はずっとなんだかんだと運と縁で
世の中渡って行けるのかもしれない~いや、そんな
人生甘かねえぞ、渡る世間は鬼ばかりだぞ、と
一人ぐるぐるしながらもよく分からないので一旦
脇に置いておく。

今年は張り切って早めに行く。
開会式を目を細めてみる――――オイ!遠い!

そう、娘っこたちの学校、この少子化の最中、
5クラス6クラスは当たり前という、全校生徒
1200人とかいうマンモス校。

でもニホンコンも小学生時代、この規模の
学校に通っていたので、逆に今どきの1クラスとか
2クラスとかのほうが慣れない。うじゃうじゃ
居る中で自分の居場所を見つけていく場所
こそ小学校だと思っているので、この光景は
至って自然。

で、くだんの開会式なのだが、もう全校生徒
多すぎ&朝礼台が遠すぎてもう児童なんて
豆粒、というか「米粒」だ。

とりあえずスピーカーから聞こえる娘の肉声に
耳を傾ける。そして思うのだ。

そうだ、運動会は親の思い出作りのためではなく、
この大勢の中でド緊張しながら話すという大役を
果たした娘の成長こそに真髄が宿る、と。

だから見えなくてもいいのだ、本人がやりきった
ことだけでオッケーなのだ。

なんてカッコいいことを思いついて「私ナイス」
とほくそ笑んだのも束の間、2号の徒競走では
しっかりスタートからゴールまでビデオを取って
何度も見返しては「スタートからの立ち上がりが
遅いよ!後半にスピード乗ってきても仕方ないよ!」
とブツブツいう。

「今どきは順位を付けない徒競走」なんて言われて
久しい。

が、全然そんなことないない!バッチリつける。
しかも無情にも背の高さとかタイムなんかも
関係なしに組み合わせを作るもんだから、もう
大変。

走者のほとんどがリレーの選手という
ヒリヒリするようなスピードレースも
あったり、うちの小柄の1号(5年生)
みたいに、大人女子みたいなのと一緒の
レースで、「そもそもの歩幅が違うぜよ」
というものもある。

この世はかくも不公平であり、理不尽であり、
好む好まざるにかかわらず色んな人と一緒に
いろんなことをせにゃならん、というのを
体現させられているのだ。

そしてこの大規模校な運動会は、もうとっとと
進めないと日が暮れるレベルのプログラム。
徒競走なんかは特にそうで、走ってる子供たちが
ゴールを切る前に、もう次の走者のピストルが鳴る
くらいの時間の巻きようだ。

父兄も、普通に見ているだけでは一生我が子が
見つからないもんだから、事前に子供からお手紙が
届くシステムになっている。

「徒競走、私は〇番目の〇コースを走ります」とか
「ダンスでは私はこの位置にいます」みたいな
ものが届くのだ。

それを頼りに親も我が子を見つけるのだけれど、
今年の2号は

「私は19番目の3コースを走ります」

なんて言われても、ずっと最初から目を凝らしながら
「一番、二番、、あれ今7番だよね、、18?次?」
と、これまた頭混乱しながら我が子の登場を待つ
という。(最長は27番目のお宅があってそれは
可愛そうだった)

しかも毎年クラスには男子のお母さんで
「うちの子そんなのくれなかった」と言って、
終日行方不明の息子を捜索する方もいる。

と、色んなドラマがある訳ですよ。

ただ、運動会てものがある限り、
「足が速い=ヒーロー」みたいな図式は変わらず、
だからこそ俊足とかいう、コーナー曲がる時に
強いとか、嘘かマコトか分からない靴が売れたり、
走り方教室なんつーお稽古ごとが流行ったりして
いるのだけれど、我が家いずれも無縁な生活。

だって、大人になれば、足が速いことは日常の
中で極めて見えないものであり、その人の
素晴らしさを推し量る上で何のものさしにも
ならないことを、親である私たちが一番よく
知っている。

だからこそ、子どもたちには足が速くないから
といって卑屈になることもないんだよ、とよく
よく言い聞かせている。

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(男子、靴脱ぐな靴!しかも靴下!)

子どもには子どもなりの世界があって、そこで
感じる優越感や劣等感もあるのかもしれません。
でも、こうしてもう思いつく限りのジャンルの
人間が存在する、ごった煮スープ状態の
学校の中で、じゃあ己は何者であるか、何
だったら人よりも頑張れるのかを突き詰めて
欲しいと願うばかりだ。

毎年クタクタになるのだけれど、娘たちの
成長に目を細めながら、10月は運動会の
お弁当ばかり作る月間なのです。

10月26日 日本/香港

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# by nihongkong | 2017-10-26 22:49 | Trackback | Comments(0)

    

香港在住時代の近況報告新聞「坂下香港」の日本版。03年から週1で綴ってもうすぐ10年。中華&子育て近況報告です。mail:kaorischina@gmail.com
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