-nihongkong-


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【長い長いお産の話〜其の弐】

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この夏は千葉の友人から2回も梨が送られて来まして。
梨好きとしてはタマラナイ梨祭りでした。ちなみに赤子の顔と
ほぼ同サイズの梨、きみどり色の品種は「かおり」。
名前が同じゆえ、共食いです。

先週のつづき、ニホンコンです。

さてさて、助産院入院2日目。
いつもと変わらない朝を迎え、変わったのは起きた場所と助産院お手製の朝ご飯。

【お産を進める術】

その日は朝から「お産がススム」べく色々過ごす。
先ずはゴッドハンドを持つといわれる整体師さんに来てもらい。
何でもその人に施術してもらうとグングンお産が進むとかで、ニホンコンも
ゴッドなハンドにあやかろうということなのですが・・・

それはそれは極楽の時間で、もうニホンコン、その気持ちよさにウトウト。
そして結果「ただの夢見心地で終わった気持ちよい指圧」で終わる。

いやいや、そうしてる場合じゃないんですが。

【病院にて】

その後受けた病院での検診では、あっさりひとこと。
「ハイ、今日中にオナカが痛くならなければ明日8時に来て下さい。
点滴で薬を入れながらお産を始めますから」と。

チョチョチョ、ちょっと待って!そんな簡単に言わないで!

私のトツキトオカの苦労が、この瞬間気が遠くなるのと同時に
泡のように消えていきそうになる。イヤ、ワタシ、コノ夏ハ靴下ハイテ
常温ノ水ノンデタンデスガ・・と、喉元まで出かかったが、そんなこと
目の前のドクターには何の関係もないワケで。

しかも、注射すらろくすっぽしたことのない自分にとって、
「クスリ」を、しかも「テンテキ」するなんて、まさに「毒盛る」が如し。
帰り道はホント、残暑厳しい暑さなんだか、ショックなんだかで、
クラクラしながら助産院に戻る。

【次なる施策】

ひとしきり部屋で貝のように閉じこもり、いじけた後、残された時間を
過ごすべく、次なる行動「歩く=散歩」に。

その日は会社を休んで自宅待機のアルジを呼びつけ、ひたすら
歩いたり、嘆いたり。「無事に産まれることを最優先に考えて」と
言葉を掛けてくれるアルジ。「そりゃそうだけどさ〜・・・」のテンテンテンに、
これまでの思いの丈が言葉にならない沈黙となって流れる。

助産院に限らず、何かにこだわればこだわる程、そうでなかった時の
気持ちの支え方が難しい、とつくづく思う。後になって思うのは、
「それに固執しないことで見える景色も沢山ある」と言えるのだけど、
そのときは本当に「ハァ〜。東大に落ちた人は私と同じ気持ちなんだろうか」
と、ため息まじりに図々しくも大学受験の最高峰と自分を重ね合わせてみる。
(オマエのお産は何の最高峰なんだ?と問いたくもなる)

【ニホンコンの長い1日】

悶々としながら、長い長い1日を過ごす。「親父の一番長い日」という
さだまさしの歌があるが、この日を「ニホンコンの一番長い日」として
歌うのなら、百科事典並みのページ数で詞が書けるだろうと。

夕焼け小焼けで日が暮れる
そして夜もふける

結果、何もなかった1日で終了。
最後は女ニホンコン、ここは腹をくくり、「よっしゃ病院へ行こう!」
と、思えたのは明け方、朝5時くらい。

往生際が悪いとは思いながらも、ここまで頑張った&引っ張れば
もう十分気が済んだもので。

「人事を尽くして天命を待つ」を身をもって体験した貴重な1日。

いざ、病院へ!は待て次号。

9月30日 日本/香港
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by nihongkong | 2010-09-30 17:39 | まいにち母さん | Trackback | Comments(0)


【今回も長い長いお産のはなし〜其の壱〜】

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9月3日、2904グラムの女児を出産しました。
産後3週間経過 ニホンコンです。

今回は(いや、今回も?)イロイロありました出産で、いやほんと、
コレはひとりでも多くの方に「いやあ大変だったねアッハッハ」と言って
貰わないと浮かばれなかろう、と思い、ようやく自分でも笑い飛ばせる
時期になりましたので、こうして報告をさせて頂きます。

あんだけ助産院で出産することについて長々と語っておきながら何なのですが、
結論&今回のお産を一言で言い表すとするなれば

「長い長いお産のはなし〜助産院で出産『できなかった』ワタシ」

なのです。ショーゲキー!!(と自分で自分でつっこんでみる)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【助産院で出産「できる」ということ】

いやほんど、助産院で出産というのは、本当に幾重もの振るいに掛けられて
残った「健康妊婦」が産める場所であって、少しでもリスクのある妊婦さんは
病院での出産になってしまうのです。

それは貧血の値だったり、検査の結果だったりと、妊娠初期〜生まれる直前
までに置かれる、いわば「ハードル」みたいなもので、相当高いものもあれば、
ラクに越せるものもあり。ニホンコン、今回は華麗なる跳躍で全ての項目を
クリアした「筈」だったのに、最後の最後に残っていたハードルに見事
蹴つまづいてしまいまして。


【ニホンコンのお産のはじまり】

ご覧になって頂いている方の中には殿方もいらっしゃるであろうゆえ、
今更陣痛だの破水だのと、オナゴの体のエトセトラを細かく話すつもりは
ありませんが、今回は「お産の兆候があるのに始まらない」という超がつく程
もどかしい時間を丸1日ほど過ごしました。

お産てものはある日突然やってくるもので、出産の10日前だってのに、
それは夜中にいきなりやってきました。ニホンコン、「さあ産むわよ!」と
ヤル気マンマン体勢。そこらにある甘いものなんかを景気付けと称し
手当たり次第に口に放り込み、タクシーを呼び家族総出で助産院に入院!

・・・をしたのですが、一向にお産が始まる気配がナイ。
助産婦さんもやや困った顔で「階段昇り降りでもしてみます?」と言ってくれるが、
その表情から、全然ニホンコンの体内で変化が起こっていないことが読みとれる。

「ホラ、お花が開くイメージとかしながら寝てみて下さい」と助産婦さんは
アドバイスをしてくれるが、「そんなもんでお産が始まるなら苦労しないワイ!」
ととっさに思ってしまうニホンコンみたいな疑い深い人間には、全くこういう
自己暗示が効かない、というかイメージの女神に真っ先に見放される輩である。


【タイムリミットは24時間】

ここからが時間との戦い。最後に残されたハードルは
「出産の兆候から24時間以内にお産が始まらない場合は病院でのお産」

これを越えるか越えないかでお産場所もお産のスタイルも大きく
変わってしまうため、是が非でもなんとかせにゃならん。要はお腹がドンドン
痛くなっていくことなのだけど、こればかりは待つより他はなく、
でもそんなものはやってくる気配すらなく・・。

ドラマや映画では時限爆弾とか付けられるなどの時間制限があっても
残り数秒のところで切り抜けられたり、危機一髪みたいな展開で
結果ハッピーエンドで終わるのが常。

なのだけど、オイオイ、こりゃ自分自身に起こっている現実話であって、
五分五分かそれ以上の確率でハッピーエンドにならない結末が待ってると思うと、
ホント気が重く、どんよりしながら朝を迎えたのでありました。

この話は 長くなりそなのでまた次回にでも。


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9月24日 日本/香港

追記:4年ぶりの新生児のお世話。楽しいです。
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by nihongkong | 2010-09-24 09:58 | まいにち母さん | Trackback | Comments(0)


【最終コーナーまわりました】

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(妊婦時代の写真が皆無なことに気づいた8月中旬。自分で撮る)


ニーハオ、ニホンコンです。
妊娠ライフも最終コーナーをまわり、あとはゴールまでの直線を
ひた走るのみです。(断っておきますが、競馬ファンとかではなく)

もう殆どのことをやり切ったような気がしており、現在は
「あーあ、早く出てこんかいな」と待ちわびている状態。
ここ最近は以下2つのことばかりしております。

【お片づけブーム到来】

妊娠ラストは、無性に掃除がしたくなり、片付けまくっておりました。
学生時代、テスト前になると机の片付けをしたくなる衝動にかられ、
勉強そっちのけで引き出しをひっくり返しておりましたが、それとよく似ており。

妊婦さんは「巣作り本能」てのが働くと言われますが、自分の中では
「ただの現実逃避なんじゃないか」と思ってやまない。

とはいうものの、自身の中で滅多にない「お片付け熱」。
この機会に便乗しとかないと次いつ来るんだか、なので
それこそ熱に浮かされたように片付ける、というか「捨てる」。

今回はもう家中のタンスというタンス、棚という棚の中を一掃。
要らないものは容赦なく捨てた割に、まだモノがあることに
鬼になり切れなかったような気がしておりますが、ハタからみたら
十分鬼だったような。

あれこれ捨てるニホンコンに「スペースが逼迫していないなら
別に取っといてもいいんじゃないの」と家族からのコメントも
殆どスルー状態で取り憑かれたように放出に次ぐ放出。

今はひとりスッキリしながら、以前よりぐっとモノがなくなった部屋を
ぐるぐると見回しつつ、「まだ捨てられるものはないもんか」と
日々パトロールしております。


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【4歳児女子の葛藤に向き合おう】

「もうすぐお姉さん」という言葉がやんわりタブーであることを、
娘を見ていて心底思う。

最近は情緒が不安定になることもよくあり、些細なことで
メソメソし、したと思ったら傍若無人な態度だったり。

あまりにも度が過ぎると「何この収拾つかないワガママ?!
もしかして今日生まれたりするワケ?」とこちらが慌てて尋ねてみたり。

猛暑が和らぐ夕暮れ時、2人で歩くこの瞬間も、二度と返って
こない訳で、多少のワガママ、心ゆくまで付き合ったれ、とも思う。

そういえば、今だ一人っ子政策が敷かれている中国。
友人は妊婦時代、「1回限りの妊娠。まだ楽しみ尽くしていないのに
もう出産が近づいてるー!」とよくこぼしていました。

カリカリとすることが生活の中でままあるニホンコンも、時折彼女の
言葉を思い出し、二度経験できていることを贅沢&幸せと思いながら、
貴重なこの時間を味わい尽くしたいと思っております。

9月1日 日本/香港


追記:ここいらで一旦お産の国へ旅してくるとします。次の更新は
生まれました報告にさせて下さい。
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by nihongkong | 2010-09-01 00:25 | Trackback | Comments(0)

    

香港在住時代の近況報告新聞「坂下香港」の日本版。03年から週1で綴ってもうすぐ10年。中華&子育て近況報告です。mail:kaorischina@gmail.com
by nihongkong
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