-nihongkong-


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【ひふみよ・小沢健二】

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「東京タワーをすぎる急カーブを曲がり〜」

鼻歌、ニホンコンです。
先日13年振りのライブと局地的に騒がれた小沢健二のライブに
行って参りました。ニホンコン自身は15年ぶりということで、まさに
青春時代の王子が再び舞い降りてきた気分。

「あれ、そんなファンだったっけ」と言われそうですが、おそらく
「熱狂的信者」という人たちからすると相当ゆるい部類に属するかと
思いますが、1曲1曲にそれぞれ思い出があり、当時の思い出が
アルバムの頁をめくるようにフラッシュバックするところから、
若き日のテーマソングであったことは間違いなく。

といっても、浮かれ浮かれてるだけではなく、そこには自分とその
ステージに立つ氏の間にある「15年」という月日の重みをしみじみと
感じながらの数時間でした。

19、ハタチそこそこの情けない自分がよみがえり、思い出したくもない
恥ずかしい出来事や、泣けそうな思い出がこれでもか!というほど
溢れて来て、懐かしくなってもみたり、涙しそうになったり。

3時間のライブ、といいながらも自分の中では現在と過去の記憶を
行ったり来たりするような不思議な時間を過ごしました。

ニホンコンにとっての若い日々は、めっぽう楽しかったけれど、同じくらい
「これからどーなるんだワタシ」的な不安と孤独が共存していたような
気がします。

そんな時代を思い出すと今の自分のある姿に「おー、とりあえず
あの頃全然できなかった中国語はちっとは出来るようになったし、
家族を持ったりと思ったほど不安だらけの日々じゃないゼ!」と感謝。
同時に「あの頃の繊細さはいずこに?随分図太くなったなー私」と
呆れてみたり。

歌の一部を引用するならば、ふてくされてばかりの10代を過ぎ、
分別もついて年をとり、という一言に尽きるかと。

おそらく会場の多くの人が同じような思いでステージ中央を
見つめていたのかと思いますが、後ろの席では「愛してる〜!!」と
叫んではワンワン泣き叫ぶファンも居たりして。ああー今の自分には
よそ様の男性に涙しながら愛のメッセージを叫ぶエネルギーは
持ち合わせてないな、とか冷静に思ったり。


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激戦中の激戦でチケットを取ってくれたこれまた15年以上の
付き合いになる友人にも感謝しつつ、同じ気持ちを共有できたことに、
ただのコンサートではない特別な想いを残して会場を後にしました。

よく「このライブでこのくらいの期間は頑張れる」みたいな発言を
聞き、これまであまりピンとこなかったのですが、今ならその理由が
分かるような。

今のニホンコンにとっては一応9月の出産が今年の大仕事なのですが、
「さあ、どの曲で産もうかな」と目下たのしく悩み中。

6月27日 日本/香港


追記:15年の間にカラオケでかなり聞かされ、記憶がひん曲がっていた
楽曲もかなりあり、今回オリジナルを聞けてリセットされた気分です。
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by nihongkong | 2010-06-27 02:26 | Trackback | Comments(0)


【幸せの黄色いTシャツ】

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ニーハオ、ニホンコンです。
先週の香川うどん巡礼記を読んだ方から「妊婦さんでは?ダイジョーブ?」
メールを頂き、そういえば、もうそろそろ妊娠8ヶ月に入るな、と思ったところ。

とはいいながら、妊婦だからこそ最後の悪あがき旅行と銘打ち、
フタケタ数のうどん杯を食らえたのも事実。体はもちろんちっとは重たい
のですが、妊婦であることは我が身が一番理解しているゆえ、きちんと
午睡もしましたし、休み休みの旅程を組んだつもりです。

妊婦といえば、最近懐かしいTシャツが出てきました。


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「無敵Tシャツ」

台湾土産で貰った1枚。腕にはピンク文字で「龍」と書かれており、文字が文字、
柄が柄なだけにさすがに外には着ていけず。家でこっそり着ていたものの、
着心地のよさとストレッチ感がよくて、もう何年も着続けていた一枚。

第一子の入院準備をしている時に、「ああ、もうこれはお疲れさまだな。
妊娠中に汚れたり汗まみれになるだろうからこれで引退をするとしよう」と、
サヨナラのつもりで入院グッズの中に入れたのだが・・

「まさかこの1枚で出産の瞬間を向かえるとは!」な結果となったワケで。

ほぼ丸一日かかった長時間のお産で、元より着ていたTシャツは勿論のこと、
2枚目、3枚目とだんだん自分なりのお気に入りランクが下がるのを
「ヤバいな」と、そこだけは冷静に考えつつお産に臨んでおりました。

そうこうしている間に、出産用で予定していた数枚はとっくに終了し、そこからは
ひとりで入院中ダラダラと着ようと思っていた「人に見せられる代物ではない」
ランクのTシャツたちに手をつけざるを得ず。

「うわー、こんなヨレヨレだしー」などとそんな時ばかり人目を気にしたりしつつ、
ヨレヨレ続きのTシャツを着替えながらも、最後「もうすぐ産まれますよ!
新しいのに着替えて頑張りましょう!」の声で着替えたラストTシャツが

「これかよッ!」と叫びたくなる、「無敵Tシャツ」(涙)。

さすがに助産婦さんたちも「うわ〜、『無敵』ですね、強いですね〜
じゃあ頑張りましょうね、アハハ」と苦笑い。


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(後ろはリアル龍の柄)


ニホンコンの中では、もう恥ずかしいを通り越して、80年代に流行った
CMソング「黄色〜と黒は勇気のシルシ 24時間 戦えますか〜」のフレーズが、
頭の中をこだましていた。

既に20時間を越えていたお産で、朦朧としながらも「ワタシ、24時間
以内に産めるかしら」とぼんやり思ったのを覚えています。

結局それが勇気のシルシだったのか何だったのか知らないし、そうで
あって欲しくないと今でも思うが、娘はそんな「台湾みやげの無敵&龍の柄、
もう引退寸前のトホホなTシャツ」を纏った母から産まれてきました。

結局引退させようと思って持って来た1枚が、はからずも
「忘れられない思い出の1枚」となってしまい、結局あれから4年経った
今でも箪笥の奥にキレイに畳んでしまわれていました。

そして、今回の妊娠が分かったときから、「無敵はどこだっけな」と
無意識に探しており、出て来た時には大事なお守りが出て来たような
気がして、何だかホッとしてしまう自分がおりました。

そして、結局今回のお産でも、同じように黄色と黒を身に纏い、
助産婦さんたちの失笑を買いながら「いやー1人目もこれで産んでね」
などと軽い思い出話など織り交ぜながら産むんだろうと思うと、
あああ、神様てものが存在するのであれば、「巡り合わせ」ってものは
時に意地悪なものだ、と恨めしい思いをぶつけたりしております。

幸せの黄色いTシャツは、どうやら永久保存版になりそうです。

6月17日 日本/香港
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by nihongkong | 2010-06-17 01:45 | Trackback | Comments(0)


【讃岐うどん巡礼記】

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ニーハオ、ニホンコンです。
讃岐うどんの旅から1週間。
「ああ〜記憶が風化する〜」と、あんだけオナカいっぱい食べたのに、
まだ食べられます、我 愛 讃岐ウドン。

讃岐うどんの美味しいところ、というと「辺鄙な場所」にこそ存在し、
皆さん朝早くからレンタカーで僻地から僻地へと移動するのが常なのだけれど、
我々は高松でブラブラしながらうどんを食べようと言う企画。

理由としては、「オレンジ色の看板チェーン店くらいしか食べてない東京暮らしの
我が家にとっては、高松でも相当水準以上の味はある」と踏んでいたことと、
ちっとは歩いて目的地に向かうほうが、風情も感じられるだろうし、何より
1日に何杯もうどんを食らおうとするには、少々のウォーキングくらいあったほうが
三十路すぎの新陳代謝的にはヨイ、と考えたからであって。


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(手前の極細ねぎは「やっこねぎ」。あまりの美味しさに山盛りで頂く)


結果、もう歩いたなんてもんじゃなくて。
街中の店などは徒歩といっても知れているけれど、郊外の地図の縮尺が
オカシイんじゃないかと思うくらい歩かされ、アウェイのよく知らない場所
だからこそできた移動なのではと、今でも思っている。(多分東京都内だと、
新宿から新橋くらいまでの距離を歩く、みたいなもんでしょうか)


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(いいだこの天ぷら。美味しいのですが、若者でないニホンコンは一発でお腹が
膨れる。うどん巡礼は、揚げ物の誘惑と胃袋の戦いです)

肝心のうどん話に。
うどんはですね、もう極上に美味しくて。
美味しいのだけど、店ごとに麺のコシやら塩っけ、ダシの具合などがそれぞれ
異なり、数有る讃岐うどん本が「この店のうんちゃらは〜」とゴタクを並べて
いるのも十分頷ける。アウェイの東京人でも「あそこの何何は〜」なぞと
通ぶってみたくなるのだから。

しかし店ごとに異なるメニューやシステムにさすが慣れないビジター・ニホンコン
は慌て、席に付いてから周囲を見渡し「うわっ!横の人の美味しそう!あっちに
すればよかった!すいません、それ何ですか?何玉ですか?おいしそうですねー」
などと羨望の眼差しを向けてみたり、一抹の後悔をしてみたり、諦めきれない
ところはもう一回訪れてみたり。

ただのネギなのに辛みや苦みがなくて感動したり。
天かすがいつまでたってもヘニャヘニャしないのに感動したり。
ただのチクワの天ぷらなのに、揚げたてを頂いて感動したり。

(ちなみにその店の天ぷら担当のオバサンは電話ボックスくらいの
「天ぷらコーナー」にひとり陣取り、年がら年中天ぷらをあげているようで、
「オバサンの手だし」みたいなうま味がそこはかとなく感じられ。ただ、そこは
うどんは早いが、天ぷらは異常に時間がかかり、さっさとうどんを食べ終えた
我々は、最後「チクワ天だけをハグハグと食らう」ハメになりました)

絶妙な塩加減の麺を出して来る店の「かけうどん」に感動したり、
「釜バター」なる、釜あげうどんにバター&たまご&醤油&黒こしょうという、
ある種「やっちまったな」的なメニューも食してみると「日本のカルボナーラかな」
と、かなり美味しかったり、そうこうしているうちにうどん自体に飽きてきて、
うどん屋なのに「中華そば」を食べてみたり。

たかが数百円のうどんの為に決して安くない飛行機代&宿代を出して
赴いた香川。「行った甲斐があった」&「おつりが来るほど楽しんだ」と
胸を張って言える2日間でした。

旅は、その土地をウロウロするのも楽しいのですが、明確な目的のもと
行動し、そこに風景とか人情などがくっついてくるというのが我が家にとっては
理想的だと、今回のうどん巡礼の旅で思いました。

もう少し近いと次はあそこに行ってあれ食べて〜などと想像力も膨らみますが、
さすがに東京からは距離があるため、次回はあるのか?状態。あとは
アルジに捏ねてもらい、踏んでもらい、切ってもらい、ゆでてもらうべく、
「老後の趣味にもなるし(いつの話だ)、いつでも美味しい讃岐に出会えるし、
自家製讃岐うどんセット(粉とか棒とかが入ってる)買おうよ〜」とねだっている
のだけれど、一向になびかない。ちぇ。


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(高松の郊外、屋島の「屋島神社」にて。眺めは最高ですが急勾配の階段で
肉体を酷使しました)

6月7日 日本/香港
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by nihongkong | 2010-06-07 23:44 | Trackback | Comments(0)


【聖地巡礼〜香川の旅】

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ニーハオ、ニホンコンです。
家族旅行から帰ってきました。題して、聖地巡礼の旅。

ニホンコン家にとって聖地といえば、もう真っ先にあがるのが「香川」。
国内旅行をするのであれば香川より行きたい場所はナイ!と断言できるくらい、
愛してやみません。

初めて訪れたのは、2年ほど前。
友人の結婚式で初めて四国に降りたった際に出会った「讃岐うどん」。
土産話にまあ1杯くらい食べて帰ろうや、だったのが、あまりの美味しさに
結婚式以外は殆どうどん食べてました、というハートの射抜かれよう。

以来熱に浮かされたようにカガワ&ウドンとつぶやいており、旅行の計画が
上がって盛り上がる度に、最後は「いや、それならうどん食べに香川行こうよ」
と締めくくられ、我が家は再上陸しない限り、ずっとこの堂々めぐりの話し合い
から抜け出せないのではないかと、半ば本気で思っていたものです。


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(高松の「ことでん」。東京の地下鉄感覚で駅に向かったものの、
20〜30分に1本)

「国内旅行」とくれば、真っ先に沖縄、北海道、屋久島・・など、本州以外の
地名に旅情をかき立てられることと思います。ニホンコンも数年前まで
「国内旅行に行くなら中華圏へ」と思うくらい、これっぽっちも興味がなかった
のですが、異なる「県」てのがこんなにも異文化だと知ってからは、
ガゼン日本の旅が面白いと思うようになりました。


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(レトロな「紙」屋さん。多分長いこと変わってないんだろうなー)

今回はうどん巡りが主だる目的なのですが、齢3歳の娘を車で引きずり回すのも
何なので、高松市オンリーの旅でした。普段住み慣れた東京を一旦離れると、
香川の中では最も栄えているであろう高松ですら、スーハースーハー深呼吸を
してしまうほど、空気がヨイ。というか東京の空気って何ダベ、と恐ろしくなる。

高松中を、レンタカーもせずにひたすら歩き、コトコトと電車にゆられてみたり、
休憩してみたりと、ニホンコンが好きなNHKの「世界ふれあい町歩き」の
日本&高松版みたいな旅程でしたが、中心街をちょっと歩けば、人っこ
ひとり見かけなくなり、人にふれあう前にうどんやの暖簾に触れるほうが
早かったりもする。


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(港付近の倉庫街。住みたくなるようないいカフェがあります)

そういや肝心のうどん話はまた次回。2日間と短いながらも10件回った
記録写真を見返すと似たようなうどんばかりで吃驚しましたが、
写真だけでは絶対に表現できない、それぞれの細かな違いが発見でき、
決して東京では知り得なかったうどんの底ヂカラみたいなものを
目の当たりにしてきました。

この話はまた今度。

6月4日 日本/香港
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by nihongkong | 2010-06-04 00:21 | Trackback | Comments(0)

    

香港在住時代の近況報告新聞「坂下香港」の日本版。03年から週1で綴ってもうすぐ10年。中華&子育て近況報告です。mail:kaorischina@gmail.com
by nihongkong
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