-nihongkong-


2017年 04月 10日 ( 1 )



2号の保育園卒園に寄せて





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(退場時のリボンシャワー、おひねりではありません)


2号の卒園に寄せて。

母、ニホンコンです。


2番目が、この春に保育園を卒園、小学校に入学をしました。


と、書くとそれまでなのですが、ニホンコンの

気持ちの中でいろいろグルグルと思い出すこと

あり、そんなものを書き綴ってみようかと。


「ほいくえん」というと、少し胸が痛くなる出来事があり。


2012年に東京を離れ、都会に通勤可能な自然が

ある町、ということで越してきた我が家。


仕事や友達は一旦離れてもその後の努力次第で

繋がり続けることはできるけれど、唯一手放し

がたかったのは、「ほいくえん」。


当時、都内の保育園で兄弟一緒の認可保育園に

入れているなんて、プラチナチケットもの

ったこともあるけれど、それ以外に、

本当に気に入っている園に通わせており、

母のモチベーションはもはや

「働いているから保育園」ではなく

「ここの保育園に通わせ続けていたいがゆえの

労働」みたいに逆転したくらい、心底惚れていた場所だった。


それが、あの時は風に吹かれたような引っ越し

いう転機が訪れ、1番目は卒園まで残す

ところ4か月、2番目は1歳半ばで退園。


あの場所で卒園というセレモニーを迎えられ

なかったのが当時は涙涙の大後悔で引っ越しの

高揚感はとうに消え、さめざめと泣き暮らして

いた。


でも今はもし晴れて卒園を迎えていたとして

も、きっと素敵であろうその園の

セレモニーに、 余計離れ難い思いに

駆られていただろう、と今は思う。


なので、2号が迎える「卒園式」は、実は親も

今回が初めて。こちらで認可の保育園に決まる

までは、それはそれは数か月単位で点々と

したものだ(短いところは1か月)。


そんな不安定な日々でも「楽しい!!」と

元気よくどこでも飛び込んでくれる2号の

たくましさと笑顔が、母の「旧保育園ロス」の

心の穴を埋めてくれたりもしていた。


やっと決まった現在の園は、通算5園目、

これでもうまた移動しなくてよいとホッと

したものの、旧保育園園と比べてしまうと、

やっぱり モヤモヤと不満が出てきていた。


よくある「大好きだった人が忘れられない

女々しい奴。しかも昔の思い出なので美化され

すぎて素敵にしか思えてない」という、若干、

いや相当イタイ奴になっていた。


そして不満の原因は「もっとケアしてほしい」

という、「私を見てよ!」という自分本位から

来る不満。当時の必死さを知ってる自分としては分からんでもないが小学校低学年の

長女と、同じ園に入った8か月の3号、

本格的に外で仕事をするようになり、

ヒイヒイしていた時期。


やっぱり大変だったんだね、アナタ、と

自分で自分の背中をナデナデしたくなる。


でも、主役である当の2号は、これまた

「たのしいー!うひょー!」な毎日で

「保育園は親のものじゃない」と思わされる

瞬間が何度もあった。


私立と違い、公立の園のため、行事も最小限

で、なかなか保護者同士の交流が持てない

中、結局、「にぎやかなのが大好きで仕切り

屋で音頭とりたがりのニホンコン」が、

途中入園という外様の身で、様子を伺い

ながら緩やかーに飲み会だの集まりだのを

仕切りはじめた。


そうしていくことでちょっとずつ積み上げて

いった信頼関係が、保育園卒園間際、一気に

ドドドドーッと崩れるように一体感が生まれた。


思ったのは


自分から心を開かないと何も進まない。

自分から心を開くと何かが進む。


これだけ。

そして、「どこにでも拾う神様はいてくれる」

ということ。

それは自分が「プンスカ」とそっぽを向いていたら見えないけれど、例えば園生活なら、

心をフラットにしてどんな小さなエピソード

でも、「ありがてえ」と思っていれば、

ほんと亀の歩みではあるけれど自分の居場所

ができてくるものだ。


2番目が3年間通った5園目の保育園では、

そんな親ニホンコンの心の葛藤との格闘も

あり、母としても経験値が1個あがった。


いかに不遇だと「思いこんでいる」己の環境

を、その思い込みいかんでどうにでも転ばせ

ることができる、という、文字ヅラで書けば

50字程度のことが分かるのに、3年くらいかか

ったのだ。


今回の卒園は、2号の成長はもちろんのこと、

自分の変容、「こだわることにこだわらない」

自分で肚に落とせたことのめでたさも

相まった。


卒園式は、そんな思いがないまぜになった

感じで、不思議な時間だったけれど、終了

してから、オットさんが父兄に囲まれて

おり、聞くと


「最初から泣きすぎですよ!人んちの子の

発表でオイオイ泣いて!」


だそうな。


ちなみにお守りがてら渡した白ハンカチは、

3回くらい絞れるほど涙涙だったとか。 

送り迎えはほぼ私で、緊急のピンチヒッター

くらいしか頼んでおらず、クラスメイトの

名前すらおぼろげな彼が号泣しちゃう

オープンマインドというか、楽観的というか

感動しいというメンタルがほんと羨ましい。


こちとら3年グルグルしてたんだぞ!おい!みたいな。


あれから、大好きだった旧保育園から、卒園アルバムが

送られてきた。


1年半しか通っていなかったけれど、少し

写真や名前が載っていて、そんな家庭まで

送ってくれることに、園っぽさが出ていて

またじーんときた。


けれど、今回の2号の「園が全く関わって

くれず(笑)親だけでああだこうだしながら

必死こきまくって作った2号卒園アルバム」

もまた格別。


前だったら旧園を想って泣き崩れていたで

あろう自分はもうおらず、

「あっちも相当素敵だった。でもこっちでも

良かった」と最後に思えたことが、本当の

意味での「我が家の卒園」だった。


書いていても当時のことが思い出され、

涙が出てくるのですが、これを書くことで、

ニホンコンなりの辛かった思いの昇華とでも

言おうか。


3年かかったけど、それなりに見える景色は

あるんだなーと。


4月10日 日本/香港


追記、おっとまだ書ききれてない入学式に

寄せる思いが。待て待て次号(笑)




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by nihongkong | 2017-04-10 11:03 | まいにち母さん | Trackback | Comments(0)

    

香港在住時代の近況報告新聞「坂下香港」の日本版。03年から週1で綴ってもうすぐ10年。中華&子育て近況報告です。mail:kaorischina@gmail.com
by nihongkong
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