你好,你们好,大家好!
ニホンコンです。
企画を思い浮かんでから、もう何ヶ月が経ったであろうか。
ようやく決心がついた「おやこ2人旅」。行き先は、そう、北京!
・・・半年前・・・
北京に住む中国人友人より出産したとの報告を受けた晩。
「いやー、北京行きたいんだよねー」と漏らしたニホンコンの言葉に
「行ってこれば」のアルジの返答。
「やったー!」と小躍りするも。いやいやいや待てよ。
ナン人デ?
日本語で言う「行ってこれば」には発言者は含まれず。
「自分は行かないけど行ってきな」の意であって、3人家族の残る回答は
「2人か1人」なワケで。
我が家には乳母もお手伝いもベビーシッターも居ない現状からして、
このシチュエーションは間違いなく「娘を連れて行ってこれば」になる。
それって、相当大変でねーが?(何故東北弁?)
・・・それからそれから・・・
構想半年、ちまちまとウェブサイトみたり、それでも前向きにパスポートだけは
取得してみたりと、取りあえず行かないという選択肢は「MOTTAINAI」
精神でどこかにおいやって、1ミリずつ前に進んでんだか、ないんだかの日々。
勿論、行きたくないワケではないのだが、1人だったら宿がなかろうがパンツを
忘れようがどうにでもなる話が、もうすぐ3歳になろうとする娘と一緒だとそうもいかん。
約3歳の子供がヒトとしてどのくらいかというと:
「自分の意志は拙くもおおよそ表現でき、こちら大人の言うこともほぼ理解できる」
「自分の足で歩き、スプーンやおはしを使ってご飯を食べ、トントンとしていれば
スッと寝る」
とここまで聞けば割といけるのではと思うのだが、上記の文字間、行間には
「自分の意志が通らないと頑なにイヤイヤ言い」「そういう時はえてして大人の話を
聞こうともせず」「疲れたといってはダッコだったりベビーカーだったり」
「ご飯は気分次第」「トントンは5分もあれば1時間もある」
が入る。。
とウダウダしながらも日は迫ってきて、半年前からがっしり確保していた我が身の
空白期間にも、ちょいちょい埋められそうな気配も漂って来たゆえ、もうここは
「ええいままよ!諸々の心配は決めてからするべし!」と一気に手配。
ゼーゼー言いながらようやくこぎ着けた北京旅。
旅は荷造りから始まるのであるが、もうこの時点から大きく蹴つまづく。
自分、娘、外出時には必須の「ベビーカー」。この軽いけれど「カー」ってやつが
ややこしい存在で、我らの荷物を大きく圧迫する。言うなればこの時点で
「スーツケースの選択肢を捨てるより他なし」になるのであって。
結局、近所に散歩程度の大きさのリュックを1人1つずつ背負って行くことに。
「なめとんか、ペキン!」と北京に怒られそうな気がしてならないけど、
「いやいや、これが限界なんですってマジで」と反論できる体勢はできている。
不安要素を挙げればキリがないけれど、現在の北京の様子は見れるし、
中国語の勉強にはなるし、会いたかった友人にも会えるし、運がよければ
二世代で天安門広場で凧揚げとかできるかもしれない。何よりもきっと
思い出深い、いやインパクトの強い旅になるんだろうと信じております。
弥次喜多道中、お楽しみに。
6月22日 日本/香港