ニーハオ、ニホンコンです。
先日、1ヶ月振りのサーフィンをしに、一路茅ヶ崎へ。
と、書くは易し、行うは難しであって、サーフィン4年目になっても
まだまだ初心者の域を抜け出せずにおります。
数年前に見た女子サーフィン映画にいたく魅了され、自分もああ
なれると信じて初めてみたのがキッカケなのだけど、開始してすぐに、
それは「千里の道も〜」のほぼ千里地点だと悟る。
運動はむしろ好きなほうだった筈なのに、異常なほど苦戦を強いられて
いおりますが、それでも諸手を挙げて叫ぶのは「文句なしに楽しいぞ!」と。
全く上手でもなく、華麗でもなく、むしろ相当ダサい域に位置する
海上ニホンコンではありますが、もみくちゃになろうと、鼻から海水が
ザアザア出てこようと、たまーに乗れる1本で全て帳消しになるのが不思議。
遊び方は至ってシンプルで、波が来る→波に乗る→終わったらまた戻る
の繰り返し。ただそれだけの為に、大の大人たちが、大声奇声こそあげないけど、
ゆるみすぎたくらいの笑顔を浮かべ、結構はしゃいでいるスポーツです。
海の上でプカプカするのは、それだけでぼんやりできるため、普段家にいても
結局チョコチョコ動いてしまう自分には相当すっきりする貴重な時間。
潮やら海やら波とやらは不思議で、波に乗れるだけでなく、妙な煩悩をも
洗い流してくれるようです。
最近はようやく超ド級のヘタレ時代から超がつかなくなったくらいまで
上達し、大きくない波であれば、目を覆うほどひどくはない状態までには
なったと信じている。
サーフィンに欠かせないのは勿論「サーフボード」なんだけど、
これはもう恋人選び、いや人生のパートナー探しみたいなもの。
これがうまくいけばサーフィンライフも劇的に楽しくなるのだけど、
逆もまたしかり。ボードが自分に合わなかった初期は全くといって
いいほど上達せず、悶々とした日々を送ることもありました。
ようやく巡り巡って1本のロングボードに出会うことができ、
あまりモノに固執する性質ではない自分にも、なるほどこれが
「こだわり」てなものか、といたく感心しつつ、ぐぐっとオモシロ度が
増しているところです。
今年の夏は一気に上手になって一足飛びに「ダサい域」を越えたい、
と切に願うまで。
また、サーフィンをしている、というと「『サーファー』なんだ」と
返されることがあるのですが、わわわ!誰か側にいて今のやりとりを
聞いてなかったかと、密売人のような気持ちになる。いえ、
「ただの通りすがりのサーフィンをやってみようと思って始めたけど
全然へたくそな輩です」というのが正しいんだけど。
終始言い訳とヘタクソ自慢で、「弱気な趣味」に聞こえるかも
しれませんが、イイエ、本人至って図々しく、立派に1つの
週末レジャーに昇格しておりますのでご心配なく。
5月28日 日本/香港
(9'2"のシングルフィンでございますの)