-nihongkong-


我が子育て師匠、柴田愛子さんのお話会再び

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ニーハオ、ニホンコンです。
さてさて、先日またもや子育て講演会、柴田愛子女史
の「ええ加減なるお話会」(失礼)に参加してきました。

またもや、といって「?」と思われた方、1月17日のニホンコンで
彼女の豪快さ、その堂々なまでのええかんげんさにひれ伏し、
ニホンコンの相談がメッタ斬りされた様子を書いております。

柴田愛子さん(以下愛子さん)とは、「けんかのきもち」という絵本で
絵本大賞を取られた方。とはいえ絵本作家というとそうでもなく、
長いこと保育に従事されている「こどものきもちマスター」というほうが
正しいか。

その他講演会やら雑誌への寄稿やらで多忙を極めておられる中、
疲れた顔ひとつ見せずにやってきてはヒョウヒョウと話しだす愛子さん。

話はじめてしばらくもしない間に

「あんたちょっとうるさいわよ、そのピーピーなる消防車止めてくんない?」
「そこちょっとキイキイ言わないでよアタシ喋ってるんだからさ」

と、そこいらでチョロチョロ遊ぶ子供に注意するなど、早くも愛子節が
飛び出てのっけから爆笑。

今回のテーマは前回のええ加減話とはまた違い、母親がテーマ。

「子供に全身全霊をかけて子育てして成功したなんて例は1件もないわよ!」

と、子育て真っ最中の我々のド肝を抜くような発言。「何を言ってんだこの人は!」
とびっくりした母親も少なくなかったかと、その一瞬の固まった空気を痛いほど感じた。

意とするところは子育て批判でも何でもなく、要は親本人が自分らしく、
自分の好きなことを一生懸命やれと。子供はその楽しそうにしている後姿を見て
自然と自分の人生を学ぶだろう、と。

そう言われるとなるほどなるほどと皆納得。ニホンコンも子育てと同じか
それ以上に自分の生きる道にエネルギーを注いでいるゆえ、大きくうなずく。

また、今回は事前の質問FAXを送ると当日までに考えて回答をしてくれると
聞いていたので、講演料のモトでも取ろうとばかりに質問を書いて
児童館のスタッフに託してみた。

すると「今回は事前にFAXで質問を受けておりまして、非常にいい質問を
頂きました、読んでもいいでしょうか?」と、まっすぐニホンコンの目を見て来た
愛子さん。

「FAXを読まれた」、そして「いい質問」。これに気を良くしたニホンコンは
小鼻をピクピクさせながら「いえいえ、いささか大きなテーマかもしれませんが、
遠慮なく」とちょっと「デキのいい奥さま」になったかの気分で続きを待つ。

(ニホンコンの質問)
『子供のよいところ、その子らしさを引き出してあげたいと思いますが、
日々どういうポイントをよく見ていることが大切でしょうか?』

「いい質問ですね、気になりますよねこういうところ・・」と愛子さん。

そしてニホンコンは見逃さなかった。周りのお母さんたちもウンウンと
頷いているのを。ほら、皆様、これって気になりますザマスよね!と
愛子さんの次のお言葉を期待に胸をふくらませて待っていると・・

「おこがましいこと言うんじゃありませんよ!!」

これには会場皆ズッコケた。ある者は手を叩いて愛子節に喜び、ある者は
お腹を抱えて大爆笑し、当のニホンコンは予想外のパンチと撃沈っぷりと
おこがましかった我が身に、ぼろっと涙がこぼれてしまったくらいだ。

「いいですか、引き出して『あげよう』だなんて何サマかしら?!子供は
自分で育つ力を持っているワケで、それを応援してあげることはできるけど、
上から引き出すことなんてできやしないわよ!神様でもあるまいし」と。
(ズッコケていたので一字一句覚えていないがおおよそこんな内容)

それから愛子さんは「いいなと思うところはうんと褒めりゃいいのよ、
嫌だなと思うところはうんと叱りゃいいのよ。そうすればあんたの子らしい、
その子らしさが育つんだからさ」と付け加えてくれた。

この日のテーマは母親だったが、質問の回答から派生して、いかに
母親が子供を支配しようとしているかを明瞭簡潔に説き、そして
常につきまとう過保護と無関心のバランスの取り方を一言にして
教えてくれ、それはそれはメモして食べて記憶したかったくらい
素敵な内容だった。

最後には参加者からの挙手による質問に答えてくれたが、いつもの
愛子節で「この子はそういう子なんだからそれでいいんじゃいの?」だったり
嫁姑問題で悩むお母さんには「ここ(児童館)のおばさんスタッフに
ぶちまければいいわよ」と。そしてお決まりの「食べさせてれば
死なないしあとは捨てないことね」でしめくくられた。

相変わらずの愛子節だったが、どれも経験から来る一貫とした姿勢と
確固たる信念に基づく回答で、最後には皆、惜しみない尊敬の眼差しを送り、
拍手大喝采の中 会はお開きとなった。

終了後も本は売れに売れ、愛子さんの控え室までも相談の列ができるなど、
惨敗ながらもネタ提供者としても大成功だったのではと、それこそオマエ
何サマだよ状態で会場を後にしようとした。

最後に一言だけお礼を言いたく、列を飛び越えて一目会いに行ったニホンコン。

見つけるや否や向こうから一言。
「あなた相変わらず元気だったのね、今日はあなたの元気を貰って帰るわよ!」

いやいや、こちらがあなたの元気を貰って帰りますわよ。

前回の絵本話にしても今回の子育て話にしても、とかくニホンコンは撃沈ばかり。
ただ、時折愛子さんのお話に触れるということは、自分の「中途半端に燃える
子育て」に、頭から冷や水を掛けられる思いですが、同時に「冷や水上等!」と
お叱りを喜んでいる次第であります。

11月6日 坂下日本/香港
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「本の裏には1冊1冊違うメッセージが。友人が惚れて購入した素敵メッセージ」
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by nihongkong | 2008-11-06 23:45 | まいにち母さん | Trackback | Comments(0)
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香港在住時代の近況報告新聞「坂下香港」の日本版。03年から週1で綴ってもうすぐ10年。中華&子育て近況報告です。mail:kaorischina@gmail.com
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