ニーハオ、ニホンコンです。
葉山でうっとりしていた日々が、もう遥か彼方 竜宮城にでも行ったような
気持ちになっております。勿論こちら帰って来てからはいつもの毎日。
ジュニアの保育園ライフも3ヶ月目になり、日々成長のスピードが加速
していたりするのに、ただただ驚くばかり。
しかしまあ、この保育園。入園前にニホンコンが惚れに惚れ込んでいた
印象以上に素敵なところ。
何をもって素敵と思うかは人それぞれなので一概には言えません。
実際、ニホンコンの姉なぞは「出たよ、助産院につぐ宗教第2弾が」
と鼻で笑う始末。母なぞは、お稽古ごとを一生懸命させてもたいして
実らないことを身を以て知っているゆえ、力の入った保育園選びなぞには
はなから興味もないようだ。
なのでここはニホンコンの主観で。
その園とやらは、「お家」っぽい雰囲気漂う、これぞ「アットホーム」と言える
居心地のよいところ。
朝も夕方も色んな先生、お母さんお父さんたちが挨拶しあうのが日常で、
新参者でソロリソロリと始まった園ライフも、すっかり自分からズンズン
挨拶しにいく、「ずっと前からいるオカアサン」みたいになってしまった。
遠足はじめ保護者会やイベントが多く、働くお母さんの預ける場所としては、
いささか忙しすぎるほど。ただこれは、「地域に根ざす」という園の理念方針で、
園長先生はじめ全員の先生が本当に一生懸命。そうなると父兄である我々は
「そんならお手伝いしましょか」になる、という図式が自然に出来上がっている。
ニホンコンは特に園長先生が大好き。保護者会の席に一緒に参加しては、
どこぞに載っていたポエムを読んで父兄をじーんとさせるなど、ロマンチック。
先週は保育園ウィークエンド。
土曜午前中は家庭訪問。
小学校時代、たしか1家庭15分だったなと、そのくらいの心づもりでいたら
なんと1時間も。(全家庭1時間らしい)
午後は園に行って「パンをこねる手伝い」
翌日に行われるイベント最後に、パンを焼いてみんなで食べるという企画があり、
100人以上分ものパン生地をこねる手伝いに出掛ける。こういうときは男手の
ほうが喜ばれるのか、アルジ、周りのお母さんに「色くろいですねー」やら
「腕時計にパン生地がついちゃいましたね〜」やら声掛けられながら任務終了。
日曜は「親子遊びイベント」
やれリズムパーカッションやら体操やら、その道の専門家のセンセイと
一緒に歌ったり踊ったりしてきました。最後に前日こねたパンをやいて頂き、
大満足で帰宅。
がっぷり保育園とすごした2日間でした。それにしてもよく遊んだ。
この4月からの保育園ライフを振り返り、ニホンコンにとって保育園とは、
「我が子を預ける」、というものだけではなく、「地域コミュニティー」という
非常に大きなものを得た気がします。
あまり他人に干渉せず、ご近所付き合いが殆どない東京生活で、
地域に仲間が増え、道で声を掛け合う知り合いが増えました。
小さい頃近所に知ってる顔がたくさん居た あの頃のよい部分が、
またやって来たような気がします。
それにしても、遠足では沢山みられたお父さんの姿がこの2日間では
あまり見られず。勿論土日も世の中は動いているので忙しいお父さんも
多いとは思いますが、日本の男性の子育て参加とは・・なぞと考えて
しまいました。
事実、
パンこねで参加したお父さんは父母会(要はPTA)の会長さんとアルジだけ。
イベントに参加したお父さんは父母会の会長さんとアルジだけ。
「・・・・・」
アルジ:「やばいよやばいよー、俺、次期会長にロックオンされ始めてるかもー」
と。
やばいな。「会長の妻」は素敵すぎて重い。
6月10日 坂下日本/香港
「最近両手はおろか、片手も空かず、カメラが持てません。下手にかばんから
取り出しても常にワサワサしているので無くす危険性大。下の写真は
ジュニアがギターにロックオン。かき鳴らして?いました」