ご縁を繋いでおります。
ニーハオ、ニホンコンです。
20年来のご縁が、よみがえってきました。
アメリカ人の友人がハワイからやってきました。
実に20年ぶりの再会。
しかも、20年のうちに、ニホンコンは5人家族、彼女は3人家族になっており、
最後は全員集合。
ニホンコンは、できない英語をできないなりに駆使した4日間でした。
(シャロンと、うちの一番ちいさいの。途中でカメラ壊れ、たいした写真がなく)
出会いは北京。
ニホンコンは学生、彼女は英語の先生という立場でそれぞれ滞在。
ボロい寮で、プロパンが置いてあるだけの簡易キッチンや、パイプから
滝のようにチョロチョロ出るだけのシャワーと言えない行水場など、
今でも笑えるボロに、ふたりとも住んでおりました。
そんなシャロンが、20年経って、旦那さんの日本出張をキッカケに、
息子のルイス(8さい)と我が家にショートステイ。
最後の日は、旦那さんも合流して我が家に滞在。
あ、でもこの週末、幸か不幸か、アルジがまさかの週末出張で不在。
仕事でそこそこ慣れているだけあって、ニホンコンよりスムーズに
英語が飛び出る存在なだけにこの出張は痛すぎた。
しかも英語とかうんちゃら言う前に、
「ニホンコンひとりで子供3人」を抱えてのアテンドとなるのだ。
でも、楽しくてアドレナリン放出しまくりで
何の苦労もなく、フルアテンド、ナイストリート、ワンダフルステイにしました。
(訳の分からない英語)
毎朝5時に起きてご飯やお弁当作って
海いって服のままずぶ濡れになって(あ、これ普通日本人はやらないアルネ)
公園行って
盆踊り行って
屋上から花火見て
家の前でちいさな花火もやって(線香花火にいたく感動していた)
一日かけて鎌倉トリップも楽しみました。
細かくタイムキープしながら、お弁当もって、大仏、長谷寺、鶴岡八幡宮。
大人でも歩く距離を子供たちもよく頑張り、よい旅に。
もう、ニホンコンもスーパーマンになった気分。
最後の日の夜は、それぞれ旦那衆も合流して、ジャパニーズ居酒屋に。
もう、涙が出るほど楽しく、充実し、もっと一緒に居たい!!と
何度思ったことやら。
当時はインターネットなんて便利な代物はなく、連絡ツールは「手紙」オンリー。
それぞれ北京から離れる時も、ネクストステップが定まらないハタチそこそこの
私たちは「とりあえず実家の住所」しか書ける連絡先がなく。
それからニホンコンはぐるっとアジア一周の旅で現在の地に落ち着き。
ワシントンが実家の彼女はもっとワールドワイドで、本土に戻ってカリフォルニア、
ウィスコンシン、フランスはパリ、そして現在はハワイ島ヒロというぐるっとさ。
当時の思い出話に花が咲いたり、自分の仕事話、住んでる町話など、
つたない英語ながらも、毎晩たくさんの話をしました。
面白いのは、自分の思いを英語という外国語で伝えることで、何をどう
考えているのか、どう見ているのか、という視点がクリアになるということ。
英語が上手ではない分、具体的に説明しようとするからなのか、仕事話なんかも
「あきっぽい自分が何で10年も中国語の先生を続けていけるのか」まで
一生懸命伝えており。その場で思うことをじゃんじゃん伝えていきながらも
「ふーん、そうか、私そう思っていたんだ」と、自分の哲学みたいなものに
触れてみたり。
彼女も、ずっと外国人に向けて英語を教えているだけあって、選ぶ単語や聞き方も
絶妙。
もとより、シャロン自身が「主張と自由の国、アメリカ!」みたいな感じでは
まったくなく、日本人よりも気を使い、自分よりも相手、と譲れる気持ちがある人
だから、ここまで快適に過ごせたんだと思っております。
中国語がちっとは話せるニホンコン、ですが、やっぱり今でも「英語」は大好き。
あの音の響きが今でもたまらなく好きなのです。
そして、英語にあこがれ、また学生の頃からずっと憧れていた
「ホームステイで英語漬けの日々」というのが、今回は形を変えてやってきた。
「向こうが我が家にやってくる」で実現したという、何とも嬉しい時間だった。
シャロンたちとの濃密な4日間を総括して語るのは、かなり難しい。
どんだけ素晴らしい時間を過ごしたか、を的確に伝えられることばが見当たらない。
でも、いっこだけ言えるのは、ニホンコンにとって初めての海外、「北京」の時間
そのものが、今の自分を作り上げているんだなあと。
他所の国の人が何を考え、何を思って暮らしているのかを聞くのは、
インターネットも、テレビも、スマートフォンも要らないと思わせるほど、
リアルで、そして勉強になる時間だった。
きっとまた、どこかで再会できることを願い、我が家が今いちばん行きたい場所の
堂々の1位で「ビッグアイランド・ヒロ」となった。本気で「ヒロ貯金」始めようか考え中。
若い頃のご縁を今繋ぐ、ということは、こんなにも素敵な経験なんだ、と実感。
8月8日 日本/香港
追記:同じ時期、高校時代のクラスメイトより、同窓会の連絡を頂いた。
メールの文面から、彼女の丁寧さや細かさや気遣いが推し量れ、
「うわ!私バカ!なんでこんなナイスな人と繋がり続けていなかったんだ!」と猛省。
今回は欠席なのですが、いつか同窓会に照れながら参加しようと思いました。
(うちの3女、ザブザブと海に入るもんだから、もう大変です)