(あな羨まし、ひなたぼっこ)
ニーハオ、ニホンコンです。
片道20分の地下鉄通勤は、ぼうっとしているには長く、メールをするには狭く、
短時間ながらも丁度よい読書の時間。子供の寝かしつけで娘がうつらうつら
してきた時、寝てしまって長い夜を過ごす時間には読書は非常によい愉しみ。
丁度週末は修善寺へ旅行に行く予定。時間のあるうちに図書館に駆け込む。
旅行、というと観光チックに聞こえるかもしれませんが、ニホンコンの旅行は
行って帰るまでノープラン。総じて「ひるね、さんぽ、本」がメインイベントに
なったりする。
修善寺はそこに「土地の美味しいごはん&富士山を見ながらおふろ」が
入って来るのでまた格別。
日がな一日ゴロゴロしながら活字と触れる、またとない機会ゆえに、セレクション
にも気合いが入る。とはいえ、『本の虫』ほど本を知らないので、今のアンテナに
ひっかかりそうなものをチョイス。
「偶然の音楽」/ポール・オースター
「町でいちばんの美女」/チャールズ・ブコウスキー
「白夜」/ドストエフスキー
中国中国と騒ぎながらも、旅をするなら、と想いを馳せるならば、まだ
見ぬ土地ばかり。今行けぬなら読むことで飛んでしまえと、ショート
トリップ気分で選んだ3冊。
最近のアメリカを、と借りて来たのは上2つ。あとは異色モノでロシアあたりも
入れてみようと、重たくなりがちな彼の作品の中でも読みやすそうなものを。
本は、知らない土地に自分を連れて行ってくれる、非常に素晴らしい
「居ながらにして旅」道具であり、また知らない日本語や表現に出会える
「賢くなるチャンス」を与えてくれる先生であり、それでいて自分の
言語化できずにいた感情を再確認させてくれる、友達のような存在でもある。
細く細く、か細くあろうとも、末永く本とは親しんでいきたいと思っております。
はて、これらの本。問題は、それをたかが1泊2日で読めるのか、って話。
旅の重たい「お守り」にならぬよう、じっくり、ゆっくり読書してきたいと
思います。
どなたか、よい本ご存知であれば是非ニホンコンにご推薦くだされ。
3月12日 日本/香港
追記:
ここ1ヶ月ほどは、映画の予習にと以前頂いた「三国志/全30巻」を読破。
(読む、というかマンガなのですが)映画の予習部分9巻までは読んだものの、
そこからの長い長い話はもう昼夜手放せず朝の通勤から夜の寝かしつけまで
側において一気に読み切りました。現在は、自分のことを「それがし」と呼び
そうなイキオイ。
ちなみに、自分が通勤電車で読み始めると周囲が何読んでるのか気になり、
覗き見しまくるニホンコン。ハイ、現在は圧倒的に「不毛地帯」が車両を占拠中。