(もちつきのはじまる前、仲良しのジイジと娘は2人で火の番をしています)
今更ながらもちつき話を。
ニホンコンです。
毎年恒例のもちつきも終わり、今となっては「昨年の話」になりますが、
今年も楽しく、美味しく行いました。
今年はこの家にヨメに来てから6回目のお餅つき。モチつき初めての未経験者
時代からやれ妊娠だ出産だのが入り、あれよあれよという間に時が経ちました。
そんな間でも参加することに意義があったのか、なんとなくワカルという感覚が
身に付いておりました。
まずは前日の仕込みから当日全体の流れが頭に入っており、当日自分が
スムーズに動けるようになったということ。前日にはお米を研ぐ、当日は
朝からおしるこ、など女の仕事のほうはお母さんの横でつっ立ってただけでも
覚えるもんだと感心してみる。
(男はやれ火をおこすだの、杵を削ったりだの外でやることが多いようだけど、
あまり分かってない)
(つく前のもち米は、こうして出番を待っている)
この日もあずきの具合を見たり、お客様が来たり、おつまみ出したりなど
しているうちに餅がつきおわるので「では、のしましょう」と忙しい。
毎回つくたびに今回は鏡もち、次はピンクのおもちにするので食紅を入れるなど
めまぐるしく変わるので、それはそれで忙しいけど、何度も何度も経験しているので
「ホイきた!」と体が動く。
ただ、やはりこの6回の間に「サボっていたところ」は顕著に出るもので、
よく分かっているところと、「はじめて聞いたわあー」というところもかなりあり、
まだまだうろ覚えの範囲であることを痛感。
毎年毎年同じことの繰り返しの餅つき、マニュアルもなければノートもない、
いわば「親から子へ」と口で伝えながら、また真似をしながら受け継がれる
ものであることを実感。
あずきの「砂糖を入れるタイミング」や、丸餅を作るときの手つきなど、
毎年同じことを教わりながら、その都度ああそうだそうだ、と言いながら
進めていく。その家の「やりかた」みたいなものがそのまま受け継がれていく
ことがギョウギョウしく言うと「伝統」ってものかな、とも思う。
毎年年末はぐっと日本人を感じます。
そして、年があけると中国の正月、旧正月がやってきます。
今年は2月14日のバレンタインデーが旧正月。別に何をする
ワケでもありませんが、毎年何しよう何しよう、とワクワクしております。
(まだまだ改良の余地ありですが、今年は頑張りました)