ニーハオ、ニホンコンです。
2週つづきで結婚式の2次会に参加。参加する度に、
それぞれの凝った演出にうなり、2週とも楽しい時間を
過ごさせてもらいました。楽しすぎて沢山お酒も飲みました。
しかしまあ、最近のおバックとやらは小さくて、最後のスペースに
折りたたみ傘入れるかカメラ入れるか悩んで、結果降らなかった
傘を入れて大後悔。
近況はさておき、北京の朝がおだやかでない話でも。
中国の朝は、早い。
そして皆早くから公園でいろんな活動をする。
どんなに朝早くてもご老人を中心とした沢山の人、人、人民という人民が
どの公園でも集っている。一体ぜんたい何時から集っているのかが不明。
朝公園で娘でも遊ばせようとやってきた公園「地壇公園」でも、その広大な
敷地の中で繰り広げられる朝模様は純粋に「うわ〜中国にやってきたー」
と思える光景から、「なんじゃこれ!」的なものまで様々。写真とコメントで
紹介します。
【太極拳など】
手前が太極拳。太極拳は大規模小規模問わず至るところで行われていて、
だいたい真ん中に仙人みたいなマスターが居る。剣を持ったのは、これも
よく見る光景。ゆっくりと剣を振りながら行う拳法の一種らしい(いつも
尋ねた矢先から忘れるので名前が分からない)。たまにビシッと決まる姿が
老若男女問わずカッコイイ。
【鳥の散歩】
中国では、リタイア後に鳥や魚などを買うのが楽しみのひとつ。
鳥はこうしてカゴに入れて朝散歩をさせてやるのが習慣なのだけど、
その時必ずカゴをぶーらんぶーらんと前後に揺すりながら歩くのが特徴。
何でそうするのかと聞くと、そのほうが運動になるとか、鳥が喜ぶとか
枝木に捕まる力が付くとか、帰って来る答えはまちまち。「その覆い、
取ってみてよー!」とお願いするニホンコンに、子供だか孫だかを
見せるような嬉しそうな表情をするおじいさん。我が鳥を愛してやまない様子。
【ストレッチ】
いやー、自分がこのヨーダくらいの年齢、失礼、このおばあさんくらいの歳に
なってこんだけ足があがるかと思うと、無理。特に年配の女性に多く見られる、
ストレッチ。特に写真のように木を使うものが多い。写真こそ取れなかったけど、
他には4人くらいが大木をぐるりと囲み、木のデコボコ部分に背中を付けて左右に
動きながら運動?なのかストレッチ?なのか果てまた単に指圧感覚で心地よい?
という光景も。
【ダンス】
これは近代はじまったものかと思われるが、ジャズダンスから社交ダンスから
様々。年齢層もぐっと低くなり、オバサン達が増える。動きも簡単で誰でも
できそうなので、これ関連はいつも大所帯で活動している。一瞬最後尾で
参加しようかと思ったものの、90年代ディスコナンバー「恋のマカリナ」という
選曲も嫌だったし、妙な振り付けも恥ずかしかったので、遠くから薄目で
眺めるだけにした。
【荷物】
飲み物やタオルなどを入れているんだろうなー、やっぱ中国だとバック文字も
中国語だよなーと当たり前の事実に感心しながら記念に写真を撮っておいたが、
よく見たら「オレンジバック!糖尿病?」と急に心配になってきた。
【水習字】
多分ニホンコンが中国人だったらこれをやりたいな、と思う一番好きな光景。
筆に水を付けて地面に字を書く、水習字(正しい呼び方は何ていうんだろう)。
筆を見るかぎり、こういう専門のものが売られていて、これさえ買えばあとは
バケツに水くんで、あとはひたすら一人で黙々と書いていくという作業。
そして書いては自然に消え、そして書いてはまた消えるという繰り返し。
いつもは「貸してよ貸してよ!書かせてよ!」と強引に筆とバケツを奪って、
奪ったものの何書いてよいのか思い浮かばず、自分の名前を書いては
満足していたのだが、今回は達筆すぎるほど達筆で、声も掛けられずにじっと
見入ってしまった。やりたい!
ただ、自己分析する限り、ニホンコンは群衆から離れてひっそりこのような
職人道を極めるタイプじゃなく。おそらく、いや間違いなくジャズダンスの
最前列で時代錯誤なハイレグを着て、その妙な踊りを踊ってると思われる。
ただ、憧れ続けているのは事実なので、踊った後にそのままのレオタード姿で
コソコソと隅に行き、おもむろに筆を持ってヘタクソな字を書こうかとも考える。
中国に行った暁には、是非早朝の公園にでかけてみて下さい。
8月30日 日本/香港